「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場

名大に完全準拠!オリジナル対策問題

名古屋大の傾向に完全準拠したオリジナル対策問題です!

次に示すA~Cの文章は、戦後日本における、代表的な内閣総理大臣に関するものである。それらの文章を読んで、以下の問いに答えよ。

 

A  戦後政治とは何だったのか。この壮大なテーマを、( ① )と( ② )という二人の政治家を源流とする保守の二大潮流から紐解き、現在の政治状況の歴史的な座標軸を探ることが本書の狙いだ。(中略)

サンフランシスコ平和条約を締結した( ① )が掲げたのは、経済成長を最優先とする“豊かさ”路線とでも言うべき路線だった。( ア )は具体的な政治課題には上げず、日本の防衛を( イ )に依存する「軽武装」によって、経済成長を最優先させた。この路線は( ① )の総理大臣退任後も、その後継者たちによって引き継がれ、戦後日本の基本路線となっていった。この路線を「( ウ )」とする見方も多い。

これに対して新安保条約を締結した( ② )が掲げたのは、“自立”路線とも言うべき路線だった。( ② )は、戦後日本の基盤となっている制度や仕組みが占領軍によって形作られたものだと批判し、「国家の自立」「独立の完成」「占領体制からの脱却」を主張した。そのための手段であり、かつ最大の目標として、( ② )が生涯にわたって執念を燃やたのが( ア )だった

 

B  「戦後」とは何か。もうあんな苦しい戦争はいやだ、なにはともあれ平和であってほしい。それが民衆の願いだった。

国破れて山河あり。こんなひもじい思いはいやだ。まずは食えるように、今日よりは明日、生活がよくなってほしい。少しでも豊かに暮らしたい。それが民衆の願いだった。「平和」と「豊かさ」。それが「戦後」の民衆の思想だった。

二〇〇九年まで、日本政治のほとんどを担った自民党政権は、まさに「戦後」政権だった。自民党政権は、押したり引いたり、時には筋をまげても、なにはともあれ「平和」と「豊かさ」の実現に成功した。そのなかで( ③ )は、日本の復興のために、道路をつくり、住宅をつくり、農地を整備し、さらには高速道路や新幹線を全国に張り巡らす「( エ )」によって、経済の高度成長を促そうとした。( ③ )の手による( オ )は、わが国の戦争の歴史に終止符をうつものだった。「平和」と「豊かさ」を求めた「戦後」を、( ③ )はおそらくもっとも端的に、濃厚に、政治の場で担った人物だった。

 

C  1980年代に長く政権を担当した( ④ )は、若き時代に( ① )首相を「官邸秘密外交」と批判し、自主憲法制定を訴えて「青年将校」と呼ばれた。( ① )に連なる系譜が( ウ )と呼ばれるのに対して、( ④ )は( イ )に対する日本の自主性を主張する立場であり、革新保守と自称した外遊先の( イ )で原子力関連の研究所を見学すると、帰国後には原子力政策を推進している。( ② )政権で( ④ )は科学技術庁長官として初入閣し、一九六〇年の安保改定では、( イ )大統領アイゼンハワーの来日中止を( ② )に求めた。

 

問1 空欄( ① )~( ④ )にあてはまる内閣総理大臣の名前を答えよ。

 

問2 空欄( ア )~( オ )にあてはまる適切な語句を答えよ。

 

問3 に関しては、①が構想し推進したために、経済成長を最優先とする“豊かさ”路線は、「( ① )路線」とも呼ばれ、戦後日本において長期にわたって影響力を持つことになるが、1950年代には、日本の独立と講和の方針をめぐって国論を二分するほどの論争(「講和論争」)が起こった。その論争の構図と主要な論者について説明せよ。(4行以内)

 

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