早大文学部の最大の特徴は大問1と大問6にあります。
今回は、大問1についてその出題傾向などを紹介します。
文学部の大問Ⅰは、出題範囲が例年とても限定されています。
旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代からしかほぼ出題されません。

しかし、その一方で難度はかなり高く教科書レベルを超える問題がズラリと並ぶ年度も多いのが特徴です。
よって、過去問研究が甘い受験生(標準的な模試で高偏差値の受験生も含む)はその特徴を軽視して受験し撃沈してしまう姿を吉田は予備校講師時代にたくさん見てきました。

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
吉田塾では、早大文学部が第一志望(準第一志望)の塾生には徹底的に過去問研究を行った上でオリジナル予想問題を駆使した最終講義を行い、受験本番にむかうように指導するため、逆に合格率が上がる現象が普通に起こっています。

ここまで話すと「どのような問題で差がついて逆転現象」が起こるのか気になることでしょう。

次回(文学部の日本史の傾向を知ろう2)では、具体的な問題を紹介したいと思っています。