「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場
ブログ

志望大別対策

立命館大合格レポート(中村凌君)

難関大合格をめざす新高校三年生や浪人生で現時点での

学力がとても低くて不安な人の指針となり、勇気がわく

合格レポート(立命館大合格 中村凌君)が教え子から送られてきました!

ぜひ読んでください。

私は中学のときから明らかに周りの人よりも暗記力が悪く、しかも効率が悪かったのでよく友人には「お前って勉強してる割に点数低いよなー」とよく言われていました(笑)その上高校にはいってからたいして勉強をしなかったので成績も120~220/240をさまよっていました。私はゼロから受験勉強を始めたので、そんな方の役に立てると幸いです。

~世界史について~
結果から言うと6月のマーク模試では40点でしたがセンターでは過去最高の76点を取ることができました。そもそも、さっきも言った通り暗記力・効率が悪かったので吉田先生の授業がなければ立命館大学に合格することは出来なかったと思います。

まず世界史の勉強で1番すべきことは、吉田先生のノートの徹底的な暗記です。先生のノートは頻出範囲を政権担当者ごとにまとめてあるので無駄な暗記は省けて効率的です。また1番の特徴は「横のつながり」に重点が置かれていることです。この横のつながりと言うのはセンターだけでなく、私大でも問われる重要な観点です。
例えば、中国とロシアの間でネルチンスク条約が結ばれたころイギリスでは何があったか?というものです。答えは権利の章典(1689)です。11月、12月になって権利の章典と聞いて、なにそれ?となる受験生はいないと思います。しかし、「ネルチンスク条約が結ばれた頃」と問われると答えられない受験生が増えます。他にも覚えなければならない重要年号がありますが、吉田先生はそれも教えてくださいます。
また、志望校を伝えておけば授業中に「〇〇大学でよく出るよー」と教えてくださいます。

次にすべきことは、模試の復習です。(具体的にどのようなことをすればよいかは、吉田先生に言うと先輩方がされた直しを見せてくださると思うので聞いてみてください)模試の直しをしていれば、少しずつどういう所が大事かが分かってくると思います。そして、その直しを定期的に見直し、定着させてください。模試ででたものが実際に入試でもでるからです。また模試の直しをしていれば、吉田先生のノートから沢山模試に出ていることに気づけると思います。いくら先生によく出るから覚えろと言われても実感がなければ本気で覚える気になりません。だから少しでも早く先生のノートの重要性に気づくために、模試の直しは必ずしてください。

最後に、もう1つ入試のためにすべきことは過去問研究です。これは模試の直しと少しかぶりますが、ひたすら過去問を解いて、復習し、覚えるこです。私は立命館大学の入試までに過去問10年分を2周解きました。そうすれば、よく出る範囲や繰り返し出てくるワードなどに気づけます。そしてその範囲を重点的に覚えてください。

世界史の勉強時間についですが、部活、文化祭が終わってから少しずつはじめました。夏休みが終わるまでに、それまでの授業で習ったヨーロッパ史と中国史を終わらせておくとその後とても楽です。夏休みは1日1~3時間ぐらい世界史に使いました。夏休み以降は平日は30分~1時間、休日は2~3時間ぐらいでした。

私立大学は大学によって傾向が全然違います。例えば京都産業大学・龍谷大学はマーク方式でセンターに似ています。が、京都産業大学はセンターよりも簡単で、龍谷大学はセンターよりも難しいです。立命館大学はほぼ記述で資料集の端っこに載ってることも平気で出してくるのでめちゃくちゃ難しいです。でも吉田先生に聞けば大学ごとの傾向・対策も教えてくださいます。

世界史は覚えることが多いから、新しい範囲を覚えてるあいだに、前覚えたことを忘れて、そこを復習してら新しい範囲を覚えて、また忘れて…の繰り返しになると思います。いろんな参考書に手を出したりせず、とにかく吉田先生のノートを徹底的に覚えてください。そして不足知識を資料集で補ってください。

~英語について~
恥ずかしい話、2月・6月のマーク模試で両方とも40点しかありませんでした。だから、塾で3年の授業が始まってから夏休みまでは殆ど英語しかしていませんでした。塾の授業の復習は最低3回、毎日単語(ターゲット)を覚えて、文法(vintage)も欠かさずしました。夏休みが始まってからは1日の半分を英語(文法・単語)に費やしました。長文読解は授業とその復習だけしていました。夏休み以降、平日は1日最低1時間、休日は4時間ぐらいはやってました。その甲斐あって9月のマーク模試では110まで伸びて、最後のマーク模試では145点、センター本番も140点をとることが出来ました。だから、今英語ができない方もまだまだこれからなので目標を高く持ってください。長文は単語・文法ができてはじめて読めるようになるので、この2つは絶対に手を抜かないでください。そして余った時間にイディオムを覚えてください。

~国語について~私は国語に最後まで足を引っ張られました。2月のマーク模試から最後のマーク模試までずっと70~80/150点(現・現・古)ぐらいでした。でも、12月に入ってから急に伸びはじめて、センター過去問で110/150ぐらいは取れるようになりました。
まず、現代文のためにした勉強は模試や過去問の解説を読み込み、4色のボールペンを使って設問ごとに解答根拠になるところに線を引いて視覚的に理解するというものです。(漢字はやってる時間がないので不安な方は夏休みに一通り覚えてください)
古典は助動詞、文法、単語は古典単語帳を1冊(330語)覚えました。あとは過去問を解きながら知らなかったことを覚えていきました。
現代文は漢字、古典は文法・単語の問題では絶対におとせません。知識問題は必ず答えられるようにしてください。

~最後に~
受験は不安との勝負だと思います。私自身、受験が近づいて現実味を帯びてくる年末年始が一番辛かったです。滑り止めが滑り止めにならない不安、第一志望の立命館大学の過去問で点数が取れなくて受けて意味があるのかと心が折れそうでした。過去問で、最後まで3教科合わせて合格点を取れたことはなかったし、得意科目もありませんでした。でも、「点数が伸びなくても諦めたらだめだよ」と6月に吉田先生に言われたことを思い出して頑張りました。ありきたりな言葉になりますが、「努力は必ず報われる」とは限りません。でも成功する人は必ず努力しています。だから可能性を1%でも上げるために日々の努力を怠らないでください。何かを手に入れるという事は、何かを失うという事です。合格のために何を犠牲にできますか?移動時間、小さな空き時間、娯楽の時間…やろうと思えば勉強できる時間は沢山あると思います。誘惑に負けないでください。困った事や、不安な事は吉田先生に相談してください。親身になって相談にのってくださいます。第一志望に合格するんだという強い意志をもって頑張ってください。応援しています。

吉田塾合格会2(南山大英米学科 合格レポート)

合格会に参加してくれた藤岡詩乃さんの合格レポートです。

私大文系では最低限の英語力は必要ですが、それを身に着けつつ

日本史で逆転合格して好例です。

南山大英米学科は愛知県の私大では最難関で配点は

英語200点・国語150点・日本史150点の合計500点

なので逆転合格も可能なのです。これは同志社大でも可能です。

参考にしてください。

南山大学 英米学科合格 藤岡詩乃さん
私は英米に行きたいにもかかわらず英語が大してできないのでとりあえずターゲットとネクステージを春休みから始めて夏ぐらいまでに完璧にし、夏の初めから夏の終わりまでに日本史の全範囲を暗記しました。南山は英国で差がつきません。でも日本史は差がつくので日本史ができるようになると判定も一気に良くなります。

南山大の国語
現代文単語、ゴロゴ、文法をしっかりやれば国語苦手でも解けます。センターより解きやすく、大抵の人は解けるので国語は差がつきにくいです。たまに難しい問題が出る日がありますが、そういう日はしょうがないです。

南山大の日本史
「センター試験日本史Bが面白いほどとれる本」を1日15ページずつ覚えます。これを何周もするとかなり偏差値が上がります。重要語句(赤字の語句)は本当によく出ます。細かい知識(黒太字で書いてある用語)は覚えようとしなくても何度も目に入るのである程度覚えられます。会話形式になっているので普通の参考書より読みやすいです。語句の記述の対策は冬ぐらいから漢字で書けない語句をノートにまとめて空き時間に見ました。過去問は解けなかった問題のやり直しの時にこの参考書で間違えた内容を探して蛍光ペンで線を引きました。書いてなければ誰も解けないです。
そして苦手な文化史や50字論述は吉田塾の通信講座(くわしい添削付き)や授業で教わりました。
吉田塾の文化史講座は流れがあって覚えやすい政治史に絡めて教えてくださるので分かりやすいです。
50字論述は知識だけでなく何が問われているか、キーワードは何か(大抵三個×2点)を読み取る必要があります。その方法は吉田塾通信講座や吉田先生の添削でだんだん分かるようになります。
あと、最後にセンター試験後の直前講座(1日特訓)では過去の傾向から出そうな範囲の授業を受けました。

南山大の英語 中学レベル~誰も分からないレベルと、さまざまな問題があるので難易度を見抜いて捨て問題は勘で解き、絶対に落としてはいけない易しい問題や長文は時間をかけてミスしないようにします。長文は配点が高い上に得点しやすいので落とすと命取りになります。参考書はターゲット1900を1日100個(part 3は、やらない)、ネクステージは1日50個を春休みから覚え始めました。かなりキツイですけど英語が読みやすくなります。長文とリスニングは速読英熟語を使い、音読や速読を繰り返しやりました。過去問は何年か解くと頻出する文法問題が結構ある事が分かります。
※ どの教科も暗記の復習は1日後、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、1ヶ月半後と徐々に間隔を空けてやると定着します。チェック表を作るといいです。

私は、英米の入試は英語が悲惨でしたが、多分日本史が周りの人より解けて国語もそこそことれたので何とかギリギリ合格することができました。正直受からないだろうなと思っていたので驚きました。模試の判定もぼぼ毎回Eだったので。つまり頑張れば確実ではありませんが何とかなります。頑張ってください。

 

 

早稲田の日本史5

早稲田の受験も残すところ

商学部と社会学部の2学部となりましたね。

今年も連日早稲田らしい問題が連発しているので

過去問研究をガッツリした人は、難問と思われる問題も

たくさん正解できる「ライバルに差をつける」問題に変換できている

と思います。

21日の商学部は、本格的な近現代の経済史が出題される可能性が

すごく高いですよね。

最後まで近現代の経済史(金融史・産業史)のところを教科書で

読み込んでおきましょう!

たとえば、傾斜生産方式を50字で説明できますか?

短文論述で狙われるかもです。

一橋大の日本史2

一橋大の日本史は、近世だけで大問1個作成される場合が多いです。

それでは、過去問研究すればすぐにわかることですが、

近世で一番繰り返し出題されている人物は誰でしょう?

それは、松平定信です。

「2度あることは3度ある」以上の

出題回数です。彼の政策を都市政策と農村政策(農村復興策)に

分けて説明できるようにしておきましょう!

 

一橋大の日本史 京都府立大の日本史

いよいよ、国公立大の二次試験が近づいてきましたね。

過去問研究は進んでますか?

今回は、戦略的な過去問研究をやるかやらないかで

合否が決まる可能性が高い一橋大と京都府立大の日本史について語ります。

両者は出題される時代やテーマが対極的です。

一橋大は、近世以降からの出題が圧倒的に多く古代・中世分野からは

小問で出題される時がほとんどですよね。

大問1=近世分野 大問2=近代分野 大問3=近現代分野というイメージ

対策をしていることでしょう。

一方、京都府立大の日本史は、前近代からの出題率がとても高い

のが特徴です。近現代もしっかり出題されますが標準的な問題が

多いですね。

逆に前近代では、平均的な受験生にとって「難しい」と感じる問題

が散見されます。とくに中世分野でやや難の問題が多い印象です。

例えば、供御人や神人などを記述させたり、連雀商人を70字で

説明させたりするのは、京都府立大の日本史らしいです。

以上の過去問研究を自分でやって実感していれば、どの分野は

標準的にやり、どの分野は少し深くまでやるべきかが見えてくるはず。

そういった視点で戦略的・効率的に最後の詰めを行ってください。

明日は、一橋大の日本史を少し深く掘り下げます。

あと早稲田も後半日程をうらなうようなコメントを出す予定です。

早稲田の日本史4

前回の早稲田の日本史3でも指摘しましたが、

早大では、同一年度の試験で繰り返し同じテーマ(用語)が

問われる場合が散見されます。その周辺・関連事項を含めると

出現率がかなり高いものとなっています。

12日の文化構想学部ですと大問3の百姓一揆についての

正誤判定問題は他学部でも出る可能性があります。

とくに天保の飢饉さ中に起こった甲斐の郡内騒動や三河の加茂一揆

幕末の世直し一揆などは要注意です。

用語集で確認しておきましょう!

明日は、早稲田に加えて一橋大の日本史なども語ります。

早稲田の日本史3(文化構想学部)

早稲田の受験シリーズ初日はどうでしたか?

今年も早稲田らしい問題が多かったみたいですね。

文化構想学部ではあまり出ない史料問題もありました。

教え子からの情報だと以下のような感じです。

大問1 明治時代の文明史論を代表する著書からの抜粋(日本開化小史の史料問題)
大問2  日本における「先例」
大問3 日本の医学、薬学の歴史
大問4 対外戦争と歴史認識

それと、早速予想問題が的中しました。的中したのは大問2の小問の中の一揆の選択肢です。

一応、初日から吉田塾直前対策の予想問題が出てたようです。

なお、早稲田は同じ年度でもよく似た問題を出しますので今日受験した人は

必ず復習しておきましょう。

過去には、柳条湖事件を3回出したり、シャクシャインやコシャマインを

繰り返し出した年度もありました。

明日も早稲田の日本史を語ります。

 

 

同志社の日本史(最終日) 早稲田の日本史2

10日の同志社の日本史でやはり一番最初に強調していた

前近代の対外関係(今回は平安時代〜元寇)が出ましたね。
大問1 平安初期~室町時代の対外史
菅家分草、唐物、硫黄、平家納経、三別抄、江南軍、新安沈船、ちょう然、朱元璋

唐物・三別抄は同志社の定番です。あと、ちょう然はHPの予想問題でも掲げていたので

吉田塾の本気の同志社対策をやった人はかなりライバルに差をつけることができたようです。

大問2 近世の町・朱印船貿易・手工業・商業
①近世の町=城下町、大坂、町奉行、
②初期豪商・朱印船貿易=角倉了以、末次平蔵、茶屋四郎次郎、末吉孫左衛門、納屋助左衛門
③工場制手工業や商業への課税
酒 座 冥加、鉄座、株仲間、人参座

問3 明治文化
進化論、加藤弘之、人権新説、モース、明六社、啓蒙、菊池寛、フェノロサ、東京美術学校、

横山大観、文化勲章、石川達三、生きている兵隊

問3も直前予想で指摘していたので「助かった」との声がたくさん寄せられています。
塾生は「問1の元寇の細かい問題答えることができました!」的な感想が多かったです。

いよいよ、早稲田大の受験がはじまりますね。

早大でも蒙古襲来や朱印船関係や明治の文化は良く出ます。とくに文学部や文化構想学部を受験する人は

明治期の文化には要注意です。上記にあげた同志社の問題となったキーワードは

しっかりチェックしておいください。

明日も早稲田の日本史について語ります。

 

同志社の日本史8 早稲田の日本史1

9日の同志社は、過去問研究をガッツリやった人

同志社らしさを知っている人が報われる日程でしたね。

吉田塾の塾生で一度も100点(150点満点)超えなかった子が

なんと120点以上たたき出した人もいました。

大問1 古代の墓制(縄文・弥生・古墳時代)30点
予想が半分当たりましたね。
百舌鳥を書かせたり、 八角墳を問うのはいかにも同志社です。

大問2 沖縄史・北海道史(30点)
按司 島津家久は予想していたのでかなり感謝されました。(笑)

大問3 近世の学問・思想(儒学=朱子学・陽明学・古学、心学など45点)
姜沆 中江藤樹 李退渓、林羅山の僧名(道春)、林鳳岡、大学頭、野中兼山、大学或問、木下順庵、古義学、富永仲基、政談、柳沢吉保、岡田寒泉
石田梅岩、中沢道二、中江藤樹、本朝通鑑、雨森芳洲、柴野栗山、二宮尊徳、報徳仕法

大問3は標準的であっても、苦手にしている人が多いのでとても差がつくところだと思います。

ここは、同志社の定番問題かつ吉田も強く推していたので塾生は意外なほどハイスコアの人が多かったです。

大問4 第一次世界大戦以降の日本外交(45)

10日は、4年連続でていて今年は出ていない大量の図版を使った問題が気になります。

時代を特定するのは難しいですが、明治・大正の文化史がこわいなあと思っています。

後は、今までブログで予想してまだ出ていない時代・テーマが気になります。

10日からは早稲田の日本史について語ります。

早稲田と言えば、詳細な知識が要求される正文・誤文判定が最大の特徴ですよね。

その対策法の一部を明日は紹介します。

 

 

同志社の日本史7

8日は以下のような感じで吉田塾同志社対策の直前予想が怖いくらい的中(大問3)したようです。
大問1 武士の出現と成長
鶴岡八幡宮、大輪田泊、安徳天皇、両統迭立、山名持豊、以仁王、連署

大問2 江戸の文化生活
江戸三座、池坊専慶、荒事、大田南畝、鈴木春信、貝原益軒、司馬江漢、山東京伝、渋川春海

大問3 明治初期の条例、労働運動
壬申戸籍、賀川豊彦、秋山元治郎、日本農民組合、友愛会、新婦人協会、吉野作造、GHQ、マッカーサー
先生の予想が的中してて、試験中震えたって言ってた話に納得しました!

直前予想は以下のようにしました。

社会運動=新婦人協会・日本労働総同盟・最初のメーデー・全国水平社・日本共産党

日本農民組合・日本社会主義同盟・赤らん会の主要人物。

9日に向けて、今までのブログでの予想に加えて近世の商品流通経済(北前舩・内海船・四木三草)

などが気になるところです。

 

 

« 1 6 7 8 »
PAGETOP
Copyright © 吉田塾 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.