戦国七雄(秦・楚・斉・燕・韓・魏・趙)の中でも秦が最強国となるきっかけは、孝公(在位前361年~338年)が都を咸陽(西安の北西にあり)に遷して、法家の商鞅を登用し、彼がおこなった「商鞅の変法」と呼ばれる改革で富国強兵と中央集権的支配体制がはかられたことによる。
 
上記を前提に、秦王となった政(のちの始皇帝)は、他の六国をつぎつぎと滅ぼして前221年に史上はじめて中国を統一した。