今年も同志社らしい大問が毎日程出てますね。
過去問研究を徹底的にやった人が勝つのが「同志社の日本史」です。
2月5日
大問1 (1)賜姓源氏と清和源氏がテーマ
応天門の変での源信や安奈の変の源高明を記述させた。
ここまでは、標準的だが『和名類聚抄』の「源順」を書けは難問だ。
(2)保元の乱、平治の乱について
対立関係を鮮明に把握してないと穴埋めできない問題が出た、
(3)狙っていた史料文「寿永二年十月の宣旨」が出た!
九条兼実の日記「玉葉」も出たので塾生大喜びの(3)であった。
大問2 (1)近世の流通経済はごく標準的であった。
(3)同志社らしい近世の学問・思想が出た。
中井竹山を記述させたのは難問。太宰春台、山方蟠桃、海保青陵など
は標準的だが、後期水戸学の藤田東湖や会沢安で差がついたであろう。
吉田塾では、超直前講座で後期水戸学を特集したので塾生全員が出来たようである。
大問3 近現代の思想(教育)が中心の大問
狙っていた近代の思想弾圧史が出た!
津田左右吉の記述は、ヒントが少なくやや難
滝川事件、矢内原事件、人民戦線事件など吉田塾では
直前に思想弾圧史の板書ノートを作成していたのでこの箇所も
出来たようである。