「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場
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早稲田の日本史4

前回の早稲田の日本史3でも指摘しましたが、

早大では、同一年度の試験で繰り返し同じテーマ(用語)が

問われる場合が散見されます。その周辺・関連事項を含めると

出現率がかなり高いものとなっています。

12日の文化構想学部ですと大問3の百姓一揆についての

正誤判定問題は他学部でも出る可能性があります。

とくに天保の飢饉さ中に起こった甲斐の郡内騒動や三河の加茂一揆

幕末の世直し一揆などは要注意です。

用語集で確認しておきましょう!

明日は、早稲田に加えて一橋大の日本史なども語ります。

早稲田の日本史3(文化構想学部)

早稲田の受験シリーズ初日はどうでしたか?

今年も早稲田らしい問題が多かったみたいですね。

文化構想学部ではあまり出ない史料問題もありました。

教え子からの情報だと以下のような感じです。

大問1 明治時代の文明史論を代表する著書からの抜粋(日本開化小史の史料問題)
大問2  日本における「先例」
大問3 日本の医学、薬学の歴史
大問4 対外戦争と歴史認識

それと、早速予想問題が的中しました。的中したのは大問2の小問の中の一揆の選択肢です。

一応、初日から吉田塾直前対策の予想問題が出てたようです。

なお、早稲田は同じ年度でもよく似た問題を出しますので今日受験した人は

必ず復習しておきましょう。

過去には、柳条湖事件を3回出したり、シャクシャインやコシャマインを

繰り返し出した年度もありました。

明日も早稲田の日本史を語ります。

 

 

同志社の日本史(最終日) 早稲田の日本史2

10日の同志社の日本史でやはり一番最初に強調していた

前近代の対外関係(今回は平安時代〜元寇)が出ましたね。
大問1 平安初期~室町時代の対外史
菅家分草、唐物、硫黄、平家納経、三別抄、江南軍、新安沈船、ちょう然、朱元璋

唐物・三別抄は同志社の定番です。あと、ちょう然はHPの予想問題でも掲げていたので

吉田塾の本気の同志社対策をやった人はかなりライバルに差をつけることができたようです。

大問2 近世の町・朱印船貿易・手工業・商業
①近世の町=城下町、大坂、町奉行、
②初期豪商・朱印船貿易=角倉了以、末次平蔵、茶屋四郎次郎、末吉孫左衛門、納屋助左衛門
③工場制手工業や商業への課税
酒 座 冥加、鉄座、株仲間、人参座

問3 明治文化
進化論、加藤弘之、人権新説、モース、明六社、啓蒙、菊池寛、フェノロサ、東京美術学校、

横山大観、文化勲章、石川達三、生きている兵隊

問3も直前予想で指摘していたので「助かった」との声がたくさん寄せられています。
塾生は「問1の元寇の細かい問題答えることができました!」的な感想が多かったです。

いよいよ、早稲田大の受験がはじまりますね。

早大でも蒙古襲来や朱印船関係や明治の文化は良く出ます。とくに文学部や文化構想学部を受験する人は

明治期の文化には要注意です。上記にあげた同志社の問題となったキーワードは

しっかりチェックしておいください。

明日も早稲田の日本史について語ります。

 

同志社の日本史8 早稲田の日本史1

9日の同志社は、過去問研究をガッツリやった人

同志社らしさを知っている人が報われる日程でしたね。

吉田塾の塾生で一度も100点(150点満点)超えなかった子が

なんと120点以上たたき出した人もいました。

大問1 古代の墓制(縄文・弥生・古墳時代)30点
予想が半分当たりましたね。
百舌鳥を書かせたり、 八角墳を問うのはいかにも同志社です。

大問2 沖縄史・北海道史(30点)
按司 島津家久は予想していたのでかなり感謝されました。(笑)

大問3 近世の学問・思想(儒学=朱子学・陽明学・古学、心学など45点)
姜沆 中江藤樹 李退渓、林羅山の僧名(道春)、林鳳岡、大学頭、野中兼山、大学或問、木下順庵、古義学、富永仲基、政談、柳沢吉保、岡田寒泉
石田梅岩、中沢道二、中江藤樹、本朝通鑑、雨森芳洲、柴野栗山、二宮尊徳、報徳仕法

大問3は標準的であっても、苦手にしている人が多いのでとても差がつくところだと思います。

ここは、同志社の定番問題かつ吉田も強く推していたので塾生は意外なほどハイスコアの人が多かったです。

大問4 第一次世界大戦以降の日本外交(45)

10日は、4年連続でていて今年は出ていない大量の図版を使った問題が気になります。

時代を特定するのは難しいですが、明治・大正の文化史がこわいなあと思っています。

後は、今までブログで予想してまだ出ていない時代・テーマが気になります。

10日からは早稲田の日本史について語ります。

早稲田と言えば、詳細な知識が要求される正文・誤文判定が最大の特徴ですよね。

その対策法の一部を明日は紹介します。

 

 

同志社の日本史7

8日は以下のような感じで吉田塾同志社対策の直前予想が怖いくらい的中(大問3)したようです。
大問1 武士の出現と成長
鶴岡八幡宮、大輪田泊、安徳天皇、両統迭立、山名持豊、以仁王、連署

大問2 江戸の文化生活
江戸三座、池坊専慶、荒事、大田南畝、鈴木春信、貝原益軒、司馬江漢、山東京伝、渋川春海

大問3 明治初期の条例、労働運動
壬申戸籍、賀川豊彦、秋山元治郎、日本農民組合、友愛会、新婦人協会、吉野作造、GHQ、マッカーサー
先生の予想が的中してて、試験中震えたって言ってた話に納得しました!

直前予想は以下のようにしました。

社会運動=新婦人協会・日本労働総同盟・最初のメーデー・全国水平社・日本共産党

日本農民組合・日本社会主義同盟・赤らん会の主要人物。

9日に向けて、今までのブログでの予想に加えて近世の商品流通経済(北前舩・内海船・四木三草)

などが気になるところです。

 

 

同志社の日本史6 青山学院に日本史

7日の同志社では、大問2で室町時代の文化が出たようですね。

室町文化は同志社が大好きなところですから、今年も傾向は変わっていない

ことがこの三日間で分かりましたね。

最後まで過去問研究をやりましょう!

7日は、青山学院大の全学部日程がありました。

全問マーク式ですが、正文・誤文判定問題では詳細な知識が必要な問題も

散見され受験した人は難しかったと感じた人が多かったようです。

この対策には、過去問を利用した教科書の読み込みが一番です。

7日の例をあげると傾斜生産方式=「石炭業・製鉄業に資金やエネルギーを集中投下する」

なのを石油という誤文が作られてました。

今日の深夜も、同志社について語ります。

 

同志社の日本史5

6日の同志社の日本史について

大問1 飛鳥〜奈良時代の天皇 (45点)
獲加多支鹵(記述) 大友皇子 大君 藤原不比等 長屋王 宇合 橘奈良麻呂
重祚 大師 大宝律令 首皇子 軽皇子 天平
天皇穴埋め=元明・元正・淳仁・称徳天皇

ワカタケルの記述はやりすぎですね。

予想問題は、古墳時代(沖ノ島=宗像大社 三輪山=大神神社 七支刀=石上神宮)

大問2 中世の経済の実態を示す史料(45点)
三毛作 老松堂日本行録  撰銭 永楽通宝  永仁の徳政令の年号 御家人
北条貞時 越訴 宰府の交易
室町時代の生活様式 庭訓往来 割符 馬借 淀、
楽市楽座に関する資料問題
楽市令 本能寺の変の年号 中山道 飛脚 天下布武

中世経済は同志社が繰り返し大問で出題するところ!と
強調していたので塾生はみんな高得点を取れた人が多かったですね。

予想問題は、応仁の乱と禅宗関連

大問3 列強の接近(30点)
ラクスマン レザノフ ゴローウニン フェートン号  プチャーチン
近藤重蔵 北槎聞略 間宮林蔵 松平康英 択捉島、異国船打払令

やはり出ましたね。北槎聞略!ちゃんと書けましたか?

予想問題は、近世の学問(儒学・国学・蘭学)

大問4 明治以降の運動(30点)
⑴ 自由民権運動= 立志社 前原一誠 新聞紙条約 星亨 自由党 有司
江藤新平 集会条例 保安条例
⑵ 労働組合運動= 高野房太郎 戊申詔書
⑶ 廃娼運動(キリスト教)=内村鑑三 山室軍平(救世軍)
⑷ 戦後の大衆運動=血のメーデー事件 ニ・一ゼネスト
自衛隊発足(MSA協定・日米相互防衛援助協定)

やはり出ましたね。内村鑑三!

 

南山大の日本史1

いよいよ、明日(7日)から南山大の受験が始まりますね。

明日の全学部日程は、全問マーク式となっています。

設問形式は、正しい文を1つ選べ(4択)や文X・Yについての

正誤の組み合わせとして正しいものを選べが中心ですよね。

これはセンター日本史と同じで正文・誤文判定ができる能力が

問われています。

そこで、強く啓蒙したいのが今年のセンター試験の復習です!

ほぼ同じ形式で一番真剣に解いた問題なので甘い復習で済ませている人は、

同じ過ちを何回も繰り返すタイプの人です。

今年のセンター試験日本史Bの中には、南山大にとても出そうな問題が

けっこうあります。

とくに正文・誤文判定問題は今一度しっかりチェックしてから南山大を

受験してください!

なお、本日深夜に同志社大の日本史をアップする予定です。

7日の夜には、南山大初日の問題の一部を紹介して、8日以降の

南山大受験のアドバイスを行う予定です。

同志社の日本史4

5日の全学部日程はどうでしたか?

今回は、大問ごとに分析していきます。

大問1 仏教関係史(弘仁・貞観文化、国風文化期〜院政期の浄土教)
(1) 空海(真言宗)・最澄(天台宗)中心の弘仁貞観文化 =当山派 風信帖 顕戒論 東密 曼荼羅 三筆 薬師寺僧形八幡神像  室生寺
(2) 浄土教文化=御堂関白記・源信 六波羅蜜寺 定朝 本地垂迹説 三仏寺投入堂
源信 日本往生極楽記
(3) 院政期の浄土教文化=熊野詣 富貴寺大堂、毛越寺

笑えるくらい、過去問研究した人が勝つ問題でしたね。

六波羅蜜寺や曼荼羅は書けたでしょうか。

6日以降も仏教関係が出る可能性は十分です。とくに禅宗関連には注意が必要です。

あと2017年世界遺産登録の沖ノ島・宗像大社もおさえておきましょう。

大問2 院政期の社会・鎌倉期の武士社会・惣村制
(1) 院政期の社会経済= 成功 重任 知行国
(2) 鎌倉期の武士社会中心= 流鏑馬 門田 関東知行国、天狗草子、一期分
男衾三郎絵巻
(3) 惣村制=宮座 寄合 沙汰人  沙汰人、地下請、正長の徳政一揆

出ました(笑)流鏑馬!ちゃんと書けましたか?

天狗草子や男衾三郎絵巻を出すところが同志社らしいです。

同志社大では、4年連続本格的な図版問題が出題されています。

今年も出る確率は高いです。資料集とかで似絵・濃絵・錦絵などはチェエクです!

大問3 近世(後陽成天皇)〜近現代(明治天皇・昭和天皇)における天皇をめぐる政治に関わる 史料問題
⑴ 禁中並公家諸法度=三公
⑵ 近世の歴代天皇の穴埋め= 紫衣事件 朝廷復活 宝暦事件 公武合体 沢庵、閑院宮
⑶ 王政復古の大号令 =太政官
⑷ 大日本帝国憲法 =戒厳令の出された出来事、『太陽』
⑸ 天皇機関説問題(美濃部達吉の演説)
⑹ カイロ宣言・天皇の人間宣言=占領政策の並べ替え

禁中並公家諸法度・王政復古の大号令の史料は同志社に繰り返し出た史料です。

吉田塾同志社対策でも、直前にくわしく指摘したので塾生は喜んでました(笑)

なお、治安維持法(史料!)も良く出ますので教科書でチェックしましょう。

キーワードは国体と私有財産です。

6日の同志社分析も発表する予定です。

 

同志社の日本史3

いよいよ明日(5日)から、同志社大の本試験が始まりますね。

同志社大と立命館大を併願している人で2日に立命館を受験した

人に伝えたいことがあります。

2日(立命館)の大問1と大問2は同志社でも頻出する時代や

テーマです!

大問1では、狗奴国・難升米・漢委奴国王・光武帝・楽浪郡・磐井の乱(屯倉の設置)

これに関する教科書掲載レベルの史料文!

大問2では、陳和卿・高麗・寧波・倭館・平戸・ヴァリニャーニ・天正遣欧使節などは

同志社でも頻出事項です!

2日の立命館を受験して、明日から同志社を受験する人はしっかり復習して

から試験に臨みましょう。

応援しています。

明日も同志社の日本史について語ります。

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