「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場

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同志社の日本史4

5日の全学部日程はどうでしたか?

今回は、大問ごとに分析していきます。

大問1 仏教関係史(弘仁・貞観文化、国風文化期〜院政期の浄土教)
(1) 空海(真言宗)・最澄(天台宗)中心の弘仁貞観文化 =当山派 風信帖 顕戒論 東密 曼荼羅 三筆 薬師寺僧形八幡神像  室生寺
(2) 浄土教文化=御堂関白記・源信 六波羅蜜寺 定朝 本地垂迹説 三仏寺投入堂
源信 日本往生極楽記
(3) 院政期の浄土教文化=熊野詣 富貴寺大堂、毛越寺

笑えるくらい、過去問研究した人が勝つ問題でしたね。

六波羅蜜寺や曼荼羅は書けたでしょうか。

6日以降も仏教関係が出る可能性は十分です。とくに禅宗関連には注意が必要です。

あと2017年世界遺産登録の沖ノ島・宗像大社もおさえておきましょう。

大問2 院政期の社会・鎌倉期の武士社会・惣村制
(1) 院政期の社会経済= 成功 重任 知行国
(2) 鎌倉期の武士社会中心= 流鏑馬 門田 関東知行国、天狗草子、一期分
男衾三郎絵巻
(3) 惣村制=宮座 寄合 沙汰人  沙汰人、地下請、正長の徳政一揆

出ました(笑)流鏑馬!ちゃんと書けましたか?

天狗草子や男衾三郎絵巻を出すところが同志社らしいです。

同志社大では、4年連続本格的な図版問題が出題されています。

今年も出る確率は高いです。資料集とかで似絵・濃絵・錦絵などはチェエクです!

大問3 近世(後陽成天皇)〜近現代(明治天皇・昭和天皇)における天皇をめぐる政治に関わる 史料問題
⑴ 禁中並公家諸法度=三公
⑵ 近世の歴代天皇の穴埋め= 紫衣事件 朝廷復活 宝暦事件 公武合体 沢庵、閑院宮
⑶ 王政復古の大号令 =太政官
⑷ 大日本帝国憲法 =戒厳令の出された出来事、『太陽』
⑸ 天皇機関説問題(美濃部達吉の演説)
⑹ カイロ宣言・天皇の人間宣言=占領政策の並べ替え

禁中並公家諸法度・王政復古の大号令の史料は同志社に繰り返し出た史料です。

吉田塾同志社対策でも、直前にくわしく指摘したので塾生は喜んでました(笑)

なお、治安維持法(史料!)も良く出ますので教科書でチェックしましょう。

キーワードは国体と私有財産です。

6日の同志社分析も発表する予定です。

 

同志社の日本史3

いよいよ明日(5日)から、同志社大の本試験が始まりますね。

同志社大と立命館大を併願している人で2日に立命館を受験した

人に伝えたいことがあります。

2日(立命館)の大問1と大問2は同志社でも頻出する時代や

テーマです!

大問1では、狗奴国・難升米・漢委奴国王・光武帝・楽浪郡・磐井の乱(屯倉の設置)

これに関する教科書掲載レベルの史料文!

大問2では、陳和卿・高麗・寧波・倭館・平戸・ヴァリニャーニ・天正遣欧使節などは

同志社でも頻出事項です!

2日の立命館を受験して、明日から同志社を受験する人はしっかり復習して

から試験に臨みましょう。

応援しています。

明日も同志社の日本史について語ります。

立命館大の日本史4 同志社の日本史2

2日の大問2では、陳和卿(宋の工人)が記述問題で

出ていました。これは、同志社大でも記述問題で繰り返し出ています。

気を付けましょう。

本日(3日)は、大問1 奈良〜平安時代

大問2  江戸時代の学問、文化史など

大問3  岩倉公実記、大日本帝国憲法 、治安維持法の史料問題

だったようですね。

立命館大では、この三日間で戦後史が出ていません。

戦後の外交史(サンフランシスコ平和条約 日米安保 日ソ共同宣言

日韓基本条約 日中関係)が気になるところです。

明日も立命館と同志社の日本史について語ります。

 

立命館の日本史3 同志社の日本史

今日は立命館大の受験3日目ですね。

2日間だけですが、「立命館らしい」問題がたくさん出てますね。

過去問研究した人が勝利する感じです。

とくに大問1は、1日が旧石器時代・縄文時代・弥生時代で

2日が弥生時代・古墳時代だったようです。

ここらへんの時代を図版(資料)を使って問題作成するのが

立命館大の最大の特徴の一つです。

もしかしたら、もう一回くらいあるかもなので最低でも教科書掲載の

資料(石器・土器・青銅器など)とそれに対応する本文を読み込んでおきましょう。

次に同志社の日本史です!

上記の立命館大のように、同志社も繰り返ししつこく出題する時代やテーマが

あります。その一つが古代〜近世にかけての対外交渉史です!

このテーマ(時代)の大問、よく出るだけでなく難問率が多くなる場合が

多く、同志社以外ではあまり出題されない用語も問われるので過去問研究した人が圧勝します。

明日はそのような視点で同志社の日本史を語ります。

立命館大の日本史2

立命館大の受験初日は、どうでしたか?

模試などの偏差値が同じなら、過去問研究をしっかりやった人

とそうでない人では、

大きく差がつくのが立命館大です。

その理由の一つに特殊テーマ史の大問を出すことが

あげられます。

今回は、その特殊テーマの中でも大問・小問で繰り返し出題されている

実績がある「焼き物」の歴史を一部を伝授します。

①酒井田柿右衛門(有田焼・赤絵)と野々村仁清(京焼の祖)

山川の教科書などに掲載されている作品(図版)をチェック!

過去何度も図版問題が出題されています。

②周辺関連事項として池坊専慶・専応・専好をおさえる。

③加藤景正(道元とともに入宋)

は必ずチェックしておきましょう。

明日からは「同志社の日本史」にも触れていきます。

立命館大の日本史

明日は、立命館大の受験シリーズ初日ですね。

立命館大は、関西圏の私大では日本史の問題が難しい

ので有名です。吉田が受験生の時からそうでした。

そのような難問が多い大問でも吉田塾の生徒は圧勝する時が

あります。立命館大では、一般の受験生が苦手とするテーマの

中でしつこく繰り返し出題するテーマがけっこうあるからです。

今回はその一つを伝授します。

それは、近代の産業革命(資本主義発達史)です。

富岡製糸場・大阪紡績会社など要チェックです。

正文・誤文判定できるような対策をしておきましょう。

あと、年号を書かせます。

1890年・1894年・1897年・1909年は過去繰り返し

立命館ではキーとなった年号です。

何があったか指摘できますか?

中でも1897年は最重要です!

①綿糸生産量が綿糸輸入量を上回った年です。

軽工業の産業革命達成年なんて言われています。

②金本位制の確立年(貨幣法の制定)

③労働組合期成会(高野房太郎・片山潜)

と重要事項が集中した年なので絶対に覚えて受験に臨んでください。

応援しています!

明日も立命館大の日本史を伝授する予定です。

関西大の日本史

いよいよ、2月1日から関西大・立命館大などの本試験が

はじまりますね。

今回は関西大の出題傾向に合わせて、直前チェックしたい

事項の一つ地図問題で頻出する地名を伝授します。

関西大では、毎年どこかの日程で地図問題が出題されます。

中でも「浦賀と下田」に要注意!

地図上で区別できるように資料集(教科書)の地図で確認しておきましょう。

同様に「松前と函館」、石見銀山・荒神谷遺跡のある島根県の位置など

間違いやすいので確認してください。

明日は立命館大の出題傾向に合わせた直前チェック事項を伝授します。

明日のセンター日本史についての予想(啓蒙)

いよいよ、明日からセンター試験が始まりますね。

みなさん頑張ってください。応援しています!

最後にセンター日本史で重要な視点を再度啓蒙します。

正誤判定問題からグラフ(資料)の読み取り問題に至るまで

センター日本史の問題で大切なのは、

それは、時代感覚です!少なくとも、中学の歴史の教科書でも

しっかり出てくるような歴史事項の年代はちゃんと指摘できるようしておきましょう。

1894年、1911年、1925年、1930年、1931年、1937年、1941年などは

過去繰り返し、グラフ問題などを解くための重要な根拠となっています。

今年も、上記の年代が最重要となる可能性が高いと吉田は予想します。

しっかり、再度確認してから明日の本番にのぞんでください!!!

合格体験記更新!!(中央大法学部&慶応大)

本日新しい合格体験記を更新しました。

中央大法学部(他にも有名大学に多数合格)

慶応大

 

いずれも吉田の教え子で、かなり熱い思いを持ってこの体験記を送ってくれました。

日本史以外の科目の勉強方法も参考になると思うので、ぜひチェックしてください!!

吉田塾では、この2人の教え子のように自分の行きたい志望校に特化した指導ができるよう、しっかりとしたカウンセリング(無料)から行っています。少しでも興味のある方はどんなことでも構いませんので、お問い合わせから一報ください!必ず合格に一歩近づくことができると思います!

 

受験につながる吉田塾門下生との旅(熊野編3)

熊野編3は第1期生の有賀が担当します。

 

名古屋から車で4時間強。仕事を終えて追いかけ、私は22時ごろに吉田一行と合流しました。宿泊先のホテル浦島には源泉かけ流しの洞窟風呂(忘帰洞)があって、これが目当ての一つ。「忘帰洞」という名は紀州藩主徳川頼倫が「帰るのを忘れさせるほど心地よい」と評したことから付けられた名前だそうです。しっかりリフレッシュしてきました。忘帰洞だけではなくホテルの中に5か所のお風呂があり、スタンプを集めると景品がもらえるというので明くる朝に改装中の1つを除いて全て回ってきました。

 

その途中で見つけたのが藤原定家の「熊野道之間愚記」を紹介するコーナー。後鳥羽上皇の熊野御幸の先見をした時の記録です。

「定家といえば1205年、新古今和歌集!!」

古今和歌集から計ったように300年後。いい国作ろう鎌倉幕府がわかっていれば、それぞれ平安時代と鎌倉時代の判別も楽に覚えられて、こういう覚え方もあったのか!?と生徒時代の筆者は目から鱗が落ちる思いでした。

やれ暑いだの、道が険しいだの文句ばかり。興味深く、つい足を止めて読み入ってしまいました。別行動で風呂巡りをしていた吉田も聞けば同じように足を止めていたそうで、付き合いが長いせいか興味関心が似てくるなと笑ってしまいました。

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