「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場
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志望大別対策

2023年「立命館大学の日本史」速報(2月1日〜3日を分析・講評)

今年の立命館の日本史(最初の3日程)を分析しました。
やはり今年も「立命らしい」問題がならんでいますね。
今回の分析から、7日試験の出題も予想を立てられますので参考にしてください。
2月1日
大問1 古代の東北
多賀城や渤海などを基本的な記述問題もあるが、柵戸や俘囚などを記述させるのは立命らしい。
大問2 荘園公領制(院政期〜室町時代)
一国平均役や大田文、御料所を記述させた。
和与中分の史料文の穴埋め(記述)は、難しく感じた人は多いはず。
大問3 (1)鉄砲伝来・ザビエル来日 (2)幕末以降のキリスト教関係史
比較的標準的な問題が多い大問であったがザビエルが鹿児島に上陸した時の島津家の
当主(島津貴久)を記述させるあたり立命館らしい。日蓮宗不受不施派も記述させた。

2月2日
大問1 古代の仏教と女性天皇ら女性との関係がテーマ
薬師寺の伽藍配置を選ばせる問題が出た。
裳階、恵慈、百万塔陀羅尼や「唐大和上東征伝」の著者として淡海三船を記述させた。
大問2 九州の相良氏(法度)の歴史をベースに近世の大問が作られている、
大河ドラマ(鎌倉殿の十三人)を意識した畠山重忠を選択する問題が出た!
大問3 明治〜大正期のストレートな政治史(政党史中心)であった。
1885年(内閣制度の創設)や1900年(立憲政友会の創立)と
年号を記述させる問題がやはり出た。立憲同志会を記述させた。

2月3日
大問1 古代(飛鳥時代〜平安時代)の政治
山背大兄王、藤原仲成、承和の変などを記述させた。立命館としては標準的な大問
大問2 中世の一揆がテーマ
史料文として正長の徳政一揆、播磨の土一揆、嘉吉の徳政一揆、山城の国一揆が出た。
これらは、過去に立命館で繰り返し出題されているので過去問研究した人は高得点も可能だが
立命らしい他の大学では空欄にしないとことまで教科書でチェックしなければならない。
大問3 近代の大衆文化史が出た!
立命館では、繰り返し出題されている分野だがここまで手が回らい受験生が多く
今回の三日間では、一番の難問であった。
伊藤修二、川上音二郎、オッペケペー節、文化住宅、三越などを書かせた。
選択式では織田幹雄やムーラン=ルージュが出た。

以上の分析をもとに7日の大問をうらなってみることにします。

早大文化構想学部の「傾向と対策」をバージョンアップしました。

早稲田の文化構想学部の「傾向と対策」を最新の傾向をさらに加味した
ものにリニューアルしました。
文化構想学部志望の人は、参考にしてください。

なお、吉田塾では志望大学の傾向に完全合致した
「基礎力養成講座」(土台作りの夏!)などを綿密なカウンセリング(無料)
を行った上でお試し講座で披露しています。
興味を持った受験生は、お問い合わせください。

慶應義塾大学法学部の「傾向と対策」を新規掲載しました。

慶応義塾大学法学部の「傾向と対策」を新規掲載しました!
慶應法学部の日本史は、ここ4,5年で少しづつ出題傾向(設問)が
変化して来ています。
それが、わかるコンテンツとなっているので慶應法学部をめざす受験生は
ぜひ参考にしてください!

慶応大学経済学部の日本史をバージョンアップしました!

慶応大学「経済学部の日本史」を2021年2月の本試験問題の分析
にバージョンアップしました。
本学部を志望する受験生はぜひ参考にしてください。

早稲田の「社会科学部の日本史」をバージョンアップしました!

早大社会科学部の2021年2月本試験問題の分析を
早稲田の「社会科学部の日本史」に掲載しました。
新傾向問題として短文論述問題(30字)が1題出題されています!
全体の小問数を比較するとたかだか30字の論述問題ですが意外と
配点が高そうなので要注意です。
ぜひ、今回の分析を参考にしてください。

早稲田大学 人間科学部の日本史をバージョンアップしました!

早稲田大学の「人間科学部の日本史分析」バージョンアップしました。
2021年2月本試験問題の分析や出題傾向を実感できる問題(解説付き)
を掲載してあります。
早大人間科学部を志望する人は、ぜひ参考にしてください。
なお、7月中旬までには他学部(法学部、商学部、社会科学部、文学部、文化構想学部)
についてもバージョンアップしたものを順次掲載して行きます。

藤田尚希君の合格レポート(早稲田大学&京都府立大学歴史学科合格)

塾生の藤田尚希君から心のこもった合格レポートが送られてきた。
(早稲田大学人間科学部、京都府立大学歴史学科 同志社大学文学部・社会学部合格)
全文を以下に掲載しました。
浪人して飛躍的に伸びるタイプの典型です。浪人生は、とくに参考にしてほしいと思っています。

僕は一浪して早稲田大学人間科学部(以降、人科)と京都府立大学歴史学科(以降、府立)に合格しました。しかし、人科が全科目マーク式である一方、府立は全科目記述式中心で、日本史では300字程度の論述も課されます。ここでは、出題形式が異なる大学に複数合格するために、僕が一年間意識していたこと(戦略)を紹介します。

勉強について
志望する大学の数が多いほど、一大学あたりに充てられる勉強時間が限られてしまいます(出題形式が似ていれば他の大学の対策にもなりますが)。だから、僕は他の人よりも効率的に勉強することを心がけました。その例を少し紹介します。ある程度学力がついた浪人生向けかかもしれません。

国語
現代文の記述問題で問われる「本文を簡潔にまとめる」能力は、実は、日本史の論述問題で問われる「教科書の内容を簡潔にまとめる」能力と直結しています。「自分の考えを論理的にまとめる」能力は、数学の記述問題を解いたり自由英作をしたりする時にも必須になります。また、古文や漢文の読解能力は日本史の未見資料読解の際にも役に立ちます。このように国語は全ての科目の土台となることを意識して勉強しましょう。
 
英語
 主に早大の過去問を解いていましたが、復習時には全文svo振りと和訳をしていました。こうすることで、国公立二次の記述対策にもなります(府立の英語は純粋な和訳問題が主体なので、これだけで十分でした)。

日本史
 過去問や問題集から得た情報を教科書(山川出版の詳説日本史B)に集約させていました。重要用語や年号には赤シートで消えるチェックペンを用い、正誤判定問題の該当箇所はボールペンで波線をひき、論述で使えそうなフレーズには蛍光ペンでマークしました。教科書にも載っていない知識はオレンジのボールペンで書き込みました。こうすることで、私大・国公立二次の両方に対応する参考書が出来上がり、効率的な復習が出来ます。

共通テストについて
  共通テスト利用で滑りどめを確保する(幸い僕は、明治大学文学部を共通テスト出願で合格できました)と、その分本命の大学に集中でき、また精神的にも楽なので、私大専願の人たちもちゃんと対策をするのが望ましいです。共通テストは、資料を大量に読まされますが、問い自体はセンターよりも簡単な気がしたので、基礎が固まっていたら高得点を取りやすいと思います。まだ一年目で今後どなるかわからないので、くれぐれも、試行調査や今年と形式が変わっても動揺しないようにしましょう。

予備校について
僕は北〇州予備校のような地方の予備校に通っていました。地方の予備校は、駿台や河合のような大手の予備校よりも授業の質は劣るかもしれませんが、比較的少人数クラスで面倒見がすごくいいです。過去問添削や論述指導もガンガンしてくれます(早大プレを受けに僕が行った某予備校は、過去問添削が有料でびっくりしました)。大手の予備校も地方の予備校も一長一短なので、予備校に頼りきらず、主体的にストイックに勉強し続ける浪人生が志望校に受かりやすいです。

吉田塾について
 特に現役生にとって、すべての志望大学・学部の過去問を完璧にこなすことは不可能です。しかし、吉田先生の良質な大学別予想問題を利用すれば、大量の過去問を解かなくても入試の形式や傾向をしっかりと把握できます(もちろん、時間があれば必ず過去問もどんどん解いてください!)。また、先生の予想問題は的中する可能性がかなり高いです。今年の府立の論述も見事に先生の予想が的中しました!あの論述が解けてなかったら正直落ちていたかもしれないので、最後まで吉田先生を信じて予想問題を解いて本当によかった、と今でも思います。

最後に
 進学と浪人で迷っているなら(覚悟がないなら)、進学をすすめます。現役で受かった大学よりも上の大学に受かる浪人生は、全体の20%と言われています。また、浪人してから設定した第一志望の大学に合格するのは10%と言われています。吉田先生もおっしゃっていましたが、生半可な覚悟で浪人すると必ず失敗します。しかし、揺るぎない意思(覚悟)をもって一年間頑張った人は、志望校に受かるだけでなく精神的にも成長し、社会に出ても浪人時の経験が生かされるでしょう。
 僕は吉田先生から「視野を広くもつように」というアドバイスをいただきました。僕のように特定の分野に興味が偏っている人はこの教訓を覚えておいてください。社会に出たときはもちろん、受験時にも必ず役に立ちます。詳細は吉田先生に聞いてみてください。

戦略的な思考をもってみなさんが志望校に合格することを、心から願っています!

京都府立大学 歴史学科 合格レポート(遠藤功樹君)

京都府立大学歴史学科と同志社大学文学部・社会学部に合格した
遠藤君から心のこもった合格レポートが寄せられましたので
ここで全文紹介します!

遠藤功樹
僕は中学校の時から近現代分野の歴史が好きで、大学でも学びたいと思ったことがきっかけで京都府立大学文学部歴史学科を志望校に据えました。
僕は吉田先生から合格のための「戦略」を学び、より効率的にそれを実践に移すことができました
結果、同志社大学・立命館大学・そして本命の大学に合格することができました。
もしこれから受験する方が参考になればと思い、書かせていただきます。
―国語―
この教科は、僕の永遠の敵です。本当に苦手でした。文学部志望のくせに共通テスト模試で5割を切ったこともあるくらいです。吉田先生は確かに日本史の先生ですが、国語の分野で先生から学んだことは計り知れません。
◎現代文
現代文は点数が安定せず、問題をそれなりに解くものの成長を実感できない日々でした。周りの友達に解法を聞いても、「感覚」の一点張りで、そんななか吉田先生やお世話になった先生方からアドバイスをいただき意識したことは論理です。逆説や因果関係を表現する接続語に目をとがらせました。特に入試では、内容を理解することは一番大事なことではありません。なによりも大事なのは問題を解くことなのです。また、入塾した頃は、技術はもちろん姿勢が欠如していました。というのも、僕は問題を解くだけでわからない単語を放っていました。このままでは語彙力がつかず、もう一回その単語に出会っても分からずじまいでしょう。もし今これを読んで心当たりがある人は、本当に直してください。後悔しますよ!!逆に、貪欲に学んでいくことが逆転合格の一歩であるとも気付かされました。僕は「現代文と格闘する」という参考書にもお世話になり、もしよければ見てみてください。
◎古文
古文は本当に語彙力だと思います。僕は古文単語に苦しみました。とりあえず日常的に単語をチェックして、たくさん文章をこなすなかで覚えた単語の意味をアウトプットしていくだけではないでしょうか。
◎漢文
国語は苦手でしたが、漢文は何故か得意でした。まずは句形を覚えましょう。漢文は解きながらいかに逐語訳できるかだと思います。量をこなしていくと同じような話がいくつもあり、話を想像・予測しながら解けるようになります。
―英語―
英語はセンター試験同日模試で悪い点数を取ったことがきっかけで、高校3年生の春に本格的に勉強を始めました。はじめはイディオムと単語をひたすら頭に入れました。そして、GW頃からは文章を読みながら構造分析する訓練をしました。構造分析とは、副詞節や形容詞節をチェックすることです。英語が苦手で、品詞なんてわからないという人は「カリスマ講師の日本一成績が上がる魔法の英文法ノート」という本を見てみてください。僕はこの本の著者の方に英語を教わり伸びました。本当に分かりやすいです。
◎共通テスト対策
共通テストの英語は分量が多く、僕もはじめは苦しみました。GWごろからとりあえずたくさん英文を読みましょう。たくさん読むことで文章の要点を掴むのが速くなります。大問1・2・3は、全部読んで解くでもいいですが、仮定法など文法要素が解答根拠になったり、1段落に1問くることが多いなど、傾向を意識することで読む時間の削減につながります。大問4・5は、全部パッと読んで内容をすべて覚えてから解きましょう。見返していると時間ロスです。大問6は、各小問の解答範囲がほとんど被らないです。だから、読みながら問題を進めていきましょう。僕が伝えられるのはこれくらいです。
◎私立・二次試験対策
過去問を研究してよく出る分野(文法問題や和訳問題など)を重点的に対策しました。なかでも英作文や英訳問題は、学校や塾の先生に書いたものを見てもらいました。自分では合っていると思っていても間違っていることが多々あります。数をこなしてよく使う言い回しを覚えるのもありです。
―日本史―
元から得意な方で、はるかに上の実力を持つ人に出会ってきませんでした。しかし、吉田塾では志望校が被っている他の塾生と受ける授業がありました。そうした授業で、自分は問題に全然答えられない問題に他の塾生はすらすら答えており、僕に危機感を募らせました。このことがきっかけでたくさん問題に当たり、吉田先生がよく出るという部分を中心に固めていきました。学校ではよく一問一答だけやる人がいましたが、そんな勉強法はやめたほうがいいです。その前に出来事の流れを掴むべきです。なぜ起こったのか、起こってどうなったのか、こうしたことを意識して勉強してみてください。そして細かい指示は吉田先生に仰ぎましょう。先生はそれぞれの生徒の性格や実力を見て判断してくださります。
―最後に―
長々と書いてきましたが、勉強法は一つではなく自分に合った方法で頑張ってください。そして、まだ受験まで時間がある人はまず量をこなすことを意識して勉強してみてください。あくまで持論ですが、量をこなせない人に質の高い勉強はできないと思います。
勉強をしていると理解が進まなかったり、模試の成績が悪くて萎えることがあります。しかし、そんなものは気にしなくていいです。勉強して気を紛らせましょう。順位が低くて劣等感を抱いても関係ありません。本番前までは誰もが同じ土俵に同じ高さで立っています。
3年生になったばかりの頃はあと1年も勉強しなあかんのかと思っていましたが、今となれば本当に一瞬でした。勉強を乗り切るとそれが自分の強みにもなりますから頑張ってください。応援しています。

今年は、同志社大学合格の豊作年です。

今年の同志社合格の塾生は、過去最高の合格率となっています。
今回は、日本史を吉田塾で学び得点源として合格(文学部・政策学部全学部日程・政策学部個別日程・法学部の4連勝!)した遠藤君の喜びの声をお伝えします。

一年間ありがとうございました。
先生の指導のおかげで確実に日本史が成長しました。
先生なしでは同志社で9割取るなど確実に夢のまた夢でした。
また、学んだことは決して勉強だけでなく、
気持ちの持ち方(油断ではなく、ポジティブな思考)を学びました。
どこの大学に行こうとも、この考え方は大事だと思いますし、
自分から行動できる人が成功すると気づきました。
吉田先生に出会えて本当によかったです。
これからも改めてよろしくお願いします。

同志社大学全学部日程(21年2月5日)の分析と予想

今年の同志社全学部日程の日本史も、過去問研究をしっかりしていたら高得点がとれる
同志社らしい問題が並んでいましたね。
しかし、対策が甘くて日本史が苦手な受験生にとっては少し難しいと感じたかも知れません。
大問1では伊都国・柵戸の記述。
大問2では一山一寧・瑞渓周鳳・抽分銭・文引・癸亥約条の選択や明の建国年(1368年を記述)
大問3では徳川斉昭・南紀派の記述や天誅組の選択などです。
なお、大問3の近現代分野は幕末と明治初期でした。
その反動として、大正時代(大正デモクラシーと第一次世界大戦)とその前後期が
出題される可能性が高いそうですね。これから、同志社を受験する人は参考にしてください。

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