「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場

早稲田の日本史(全体分析)

早稲田の本試験問題(近年の過去問)を分析して、効率的な早稲田対策を立てよう!

「早稲田の日本史」の全体分析(2022年の本試験に向けて)
「早稲田の日本史」は戦略なくして攻略できず!
2022年2月の本試験では、「共通テスト」元年を意識した早稲田の学部としては、新傾向(新形式)となる問題が散見されました。この新傾向(新形式)問題についても今ここで知ることができます!

早稲田大は7学部(文・文化構想・法・商・教育・社会・人間科学部)に受験選択科目として日本史があります。そして、一般によく「早稲田の日本史」は、とても細かいところまでついてくるので難しいとのイメージが持たれています。だから、山川の用語集の頻度数①や②まで全部覚えるくらいの対策(勉強)が必要だ!なんて、「早稲田の日本史」の実態を知らない先生(とくに高校の)のアドバイスを真に受けて、不毛な・非効率的な早稲田対策をしている受験生がたくさんいます。そのような誤った受験勉強(対策)をしている受験生を啓蒙し、戦略的かつ効率的に早稲田合格に導くために吉田塾が存在します。
確かに教科書に載っていない細かい事項もある程度の分量、しっかり毎年出題されています。しかし、過去問研究を「戦略的かつ効率的に」やっていくと「巷で言われているほど」難問が多いわけではないことが「実感」できます。過去問研究していくと以下のような「実感」が得られます。

①設問形式では、全学部にわたって正文誤文判定問題が多くを占める。「早稲田的な」正文誤文判定問題に対応した対策を立て実行することが最重要だということが過去問研究すればすぐに実感できます。

②史料問題をベースとした大問が多い。大問の過半数が史料問題ベースで作問されている学部や年度がざらにあります。よって、過去問研究すれば、史料問題対策が不可欠なことが実感できます。なお、史料問題は、法学部などに代表されるように市販の史料問題集ではなかなか対応できない早稲田的史料問題が頻出します!よって、史料問題対策法として、学部にこだわらず早稲田的な史料問題(過去問)をたくさん抽出して集中的に解いて行くことが最良の早稲田の史料問題対策となります

③いわゆる「難問」とよばれる問題の多くが、過去に早稲田のどこかの学部で出題されたことがあるものがほとんどです。よって、志望学部だけではなく他学部もやるべきなのです。これによって難問の多くもカバーできる早大受験生になります。さらに、出題履歴がない問題も繰り返し出題され続けている頻出分野(テーマ)からの出題である場合がほとんどなので過去問研究すればするほど、「難問」とよばれる問題も解答できる人に変身することが可能なのです。
④2021年2月の本試験では、
教育学部の大問2において教科書(備前福岡の市、踊念仏の図)や資料集(武士の館)には掲載されていない「一遍上人絵伝」(図版)が問題冊子の見開き1ページに大きく掲載された本格的な図版読み取り問題が出題された。本問は、「共通テスト」元年を強く意識して作成された問題であり、一般的な受験生にとっては難度が高い小問が並んだものであった。今後もこの形式の問題が作られていく可能性が高いと吉田は見ています。
商学部の大問6において、80字の論述問題が出題されました。商学部では例年20字〜40字程度の短文論述問題が経済史を中心に出題されてきました。しかし、「共通テスト」の方針である記述力重視の流れの中で字数を増やしてきたと吉田は見ています。商学部では、すでに世界史では100字の論述問題が定番化していますので日本史においても来年以降も80字〜100字の論述問題が出題される可能性が高いと吉田は見ています。

☆結論
山川の用語集頻度①・②をすべて覚える必要はない。
早稲田によく出る事項のみ押さえるという姿勢で臨めば「覚える量」を大幅に減らしても早稲田的「難問」に対応でき、過去問研究が甘いライバルに圧倒的な差をつけて打ち勝つことができます。
それゆえ、吉田塾では、なかなか一人(独力)ではやりきれない過去問研究(本気の早稲田対策)を最短の時間で効率的に行うことめざし、そのための最良のツールとして「戦略的かつ効率的に」編集された過去問研究テキストや「一発でライバルに差をつける板書」の開発を続けています。

それでは!

☆早稲田大学を日本史で受験するすべての受験生にとって参考となる早稲田的良問を紹介します!2019年2月本試験問題(商学部の大問4)を今ここで解いて、上記の分析を自分自身で実感しよう!本問は早稲田大学創設者である大隈重信の回想録『福沢先生の処世主義と我輩の処世主義』が史料として利用されており、大隈重信の「キャラ全開」((笑))の史料文となっています。そのため、すべての早大受験生に解いてもらいたい「早稲田らしい問題」となっています!!!

2019年 本試験

次の史料Ⅰ・Ⅱを読んで,下記の設問(A~J)に答えよ。

(史料Ⅰ)
その頃我輩は偉い権力のある役人で,その上書生気風が抜けておらぬから図太い事をいう。 ロ もまた偉そうな事をいって,役人などは詰まらぬ人間のようにいう。両方で小癪に触るので一時は衝突しておったものだ。ところが明治六年であったと思う。上野の天王寺辺の薩摩人の宅で落ち逢うことになった。(中略)その時我輩は三十五,六,先生は四十になるかならぬかだ。(中略)話し込んでみると元来傾向が同じであったものだから犬猿どころか存外話が合うので,喧嘩は廃(よ)そう,むしろ一緒にやろうじゃないかという訳になって,爾後大分心易くなった。それから義塾の矢野文雄,故藤田茂吉,犬養毅,箕浦勝人,加藤政之助,森下岩楠などいう連中が我輩の宅に来る様になって,到頭何時(いつ)の間にか我輩の乾児(こぶん)になってしまった様な訳だ。

(史料Ⅱ)
新島氏とは久しく会う機会もなく,初めて会ったのは明治十五年であった。(中略)君が ヘ を ト に創立されたのはたしか明治八年頃と聞いているが,君は非常なる苦心を以て漸次これを発展せしめ,ついにこれを基礎として私立大学を設立するの計画を立てて,明治二十年頃よりその準備運動に着手せられ(中略)明治二十年頃,今の井上〔馨〕侯が外務大臣をしていた時,侯は条約改正の必要上我が社会の各方面の改良を企て,いわゆる文明的事業に対しては極力尽力せられた。依って新島君はまず井上侯に向ってその目的と計画とを話されて尽力を請われたそうである。井上侯は君の精神に感動して大いに尽力するつもりでいたが,二十年の暮に突然内閣を退くこととなり,翌二十一年の春その代りとして我輩が外務大臣となった。(中略)〔井上は〕事務引続(ひきつぎ)と共に新島君の依頼された件を我輩に紹介し,君が非凡の人物なる事,教育に対して熱烈なる精神を有する事,私立大学設立の計画を立てた事などをことごとく我輩に話して,かくの如き人物によりて企てられたるかくの如き事業は是非とも成功せしめたいから,共に尽力してくれという話であった。

我輩は既に十五年以来数度会ってその人物も知っている。ことに教育は我輩生来の嗜好でもあり,且つ我輩も当時は既に数年間東京専門学校経営の経験があったので深く新島君に同情し,直(す)ぐにこれを承諾して大いに尽力しようという事を約した。

 

問A 史料Ⅰ・Ⅱは同一人物による回想であるが,下線部イについて,この人物が「偉い権力のある役人」であった時代に行われた事業について述べた文として,誤っているものを2つマークせよ。

1.華士族の秩禄が政府にとっての大きな財政的負担であったため,これを廃止した。
2.土地所有権の確認のため,地租改正を行って金禄公債証書を発行した。
3.新橋-横浜間に鉄道を敷設した。
4.円・銭・厘を単位とする十進法の統一的貨幣制度を布いた。
5.西南戦争の戦費支出のために太政官札を発行した。
正解を表示する2,5 金禄公債証書の発行は秩禄処分の時なので2は×。太政官札(金札)の発行は、1968年〜69年だけなので5は×。

問B 空欄ロに入る人物が著した書籍名として,誤っているものを2つマークせよ。

1.『西洋事情』
2.『西国立志編』
3.『学問のすゝめ』
4.『自由之理』
5.『文明論之概略』
正解を表示する2,4 空欄ロは福沢諭吉である。なお、2と4の著者は中村正直。

問C 下線部ハの年に起きた出来事について述べた文として,正しいものを2つマークせよ。

1.板垣退助らは征韓論を退けられたため下野した。
2.欧米に派遣されていた大久保利通が帰国した。
3.内務省が設置され木戸孝允が初代内務卿となった。
4.徴兵令が発布され戸主を含む国民全員が徴兵対象となった。
5.地租改正反対を主目的とする血税一揆がおこった。
正解を表示する1,2 明治六年は1873年! 3も1873年であるが初代内務卿は木戸孝允ではなく大久保利通。4は戸主は徴兵を免れたので×。5の血税一揆は地租改正ではなく徴兵令に反対したものなので×。

問D 下線部ニの人物について述べた文として,誤っているものを2つマークせよ。

1.第一次護憲運動に参加し「憲政の神様」と呼ばれた。
2.革新倶楽部を組織した。
3.憲政会・政友本党とともに護憲三派内閣を組織した。
4.立憲政友会を与党とする内閣を組織した。
5.二・二六事件で暗殺された。
正解を表示する3,5 護憲三派の一つは政友本党ではなく政友会。

問E 下線部ホの人々が結成した政党について述べた文として,正しいものを2つマークせよ。

1.1882年に,政府を支持する立場から結成された。
2.参加者は農民が中心で,都市知識人層はごく少数であった。
3.イギリス流の政党政治を理想とした。
4.機関紙として『東洋自由新聞』を発行した。
5.国会開設後は「民党」と呼ばれる側に属した。
正解を表示する3,5 大隈の立憲改進党の機関紙は『郵便報知新聞』 なお、『東洋自由新聞』(西園寺公望・孝徳修水)は早稲田では頻出する。

問F 空欄ヘと空欄トに当てはまるものはどれか,正しいものを1つマークせよ。

1.関西学院 - 神戸
2.関西学院 - 大阪
3.同志社 - 京都
4.同志社 - 大阪
5.熊本洋学校 - 熊本
正解を表示する3 心がけとして、当然同志社との併願を考えている人は、新島「ジョウ」書けるように!

問G 下線部チの人物について述べた文として,正しいものを2つマークせよ。

1.薩摩藩の出身で,幕末にイギリスに留学した。
2.条約改正交渉のため,鹿鳴館に象徴される欧化政策を進めた。
3.条約改正に反対する人物によって爆弾を投げつけられた。
4.二度にわたって内閣を組織した。
5.元老として首相の選定に関与した。
正解を表示する2,5 井上馨は長州出身である。爆弾を投げつけられたのは井上ではなく、大隈! 早大受験者なら間違えてはいけない(笑) 元老とされたのは、9人(薩摩の黒田清隆・松方正義・西郷従道・大山巌、長州の伊藤博文・山県有朋・井上馨・桂太郎、公家出身の西園寺公望)で早大受験者なら9人を正確に覚えておきたい。

問H 下線部リに関連して述べた文として,正しいものを2つマークせよ。

1.岩倉使節団は条約改正の予備交渉を目的の一つとしていた。
2.寺島宗則外務卿は関税自主権の回復を目指したが,交渉に応じない国があり成立しなかった。
3.ノルマントン号事件により,関税自主権欠如の問題点が明らかとなった。
4.青木周蔵外務大臣は,領事裁判権の撤廃に成功した。
5.陸奥宗光外務大臣は,関税自主権の完全回復に成功した。
正解を表示する1,2 ノルマントン号事件では、領事裁判権が問題となったので3は×。

問I 下線部ヌに関して,この外務大臣が進めた条約改正交渉について述べた文として,誤っているものを2つマークせよ。

1.大審院に外国人判事を任用することを認めた。
2.大津事件の勃発により交渉は中止に追い込まれた。
3.日英通商航海条約の調印にこぎつけた。
4.黒田清隆首相の下で改正交渉をすすめた。
5.改正案に対する反対運動が高まり,外相が襲撃された。
正解を表示する2,3 2の大津事件(1891)の時の外相は、青木周蔵。3の時の外相は陸奥宗光。大隈が外相時の首相は黒田清隆であることは早大受験者なら絶対押さえておきたい。黒田内閣は大隈遭難によって、黒田首相が辞表を提出したことにより倒壊した。

問J 下線部ルおよびその後身の学校について述べた文として,正しいものを1つマークせよ。

1.学制発布と同じ年に設立された。
2.政府の官僚養成を目的に設立された。
3.中津藩邸に設置された洋学塾が前身である。
4.原内閣下で制定された法令によって,私立大学として認可された。
5.戦後,教育基本法の施行により新制大学となった。
正解を表示する4 東京専門学校(現早稲田大学)の設立は、大隈が政府から追放された明治十四年の政変(1881年)の翌年(1882年)と覚えよう!

☆吉田の視点

実際に早稲田の問題を解いてみてどのような感想(実感)を持ちましたか? まず最初に、本当に正文誤文判定問題が中心なんだなあと感じることができたはず。その中でも選択肢文5つから「誤っているもの」又は「正しいもの」を2つ選べという形式がやっかいです。この「2つ選べ」の正誤判定問題は、2つとも正確に当てないと得点がもらえず0点となります! 2つとも正答することはできましたか? 本問は、早稲田レベルとしては全体として「標準より少し易しい(正誤のレベルははっきり言って易しい)」大問の部類ですが、それでも、しっかり過去問研究して「2つ選べ」の正誤判定問題対策を行なった受験生とそのような対策を怠った考えが甘い受験生との間で本番では大きな差がついてしまっているのが現実でしょう。

なお、早稲田では、「大隈重信」とその関連人物(前島密、犬養毅など)が頻出します。さらに言えば、早大出身者(石橋湛山など)も意識的に出題され続けています。よって、吉田塾では毎年直前期に「大隈重信」を中心とする早稲田大学人物史と題した特別講座(90分程度)を開催して対策を行なっている。その効果もあって本問については、塾生は完答や一問ミスにとどめて得点源にできたようである。

ここまでしっかり読んで、過去問研究の重要性が身に染みた人は、早く第一志望の学部の問題を解いて傾向を知りたい!と思ったはず。各学部の傾向分析とその学部を象徴する問題(学部特性を意識して作問された問題)も公開しています。ぜひ、読んで取り組んでください。
なお、6月末までには各学部において2021年2月の本試験問題を踏まえた「傾向と対策」を順次公開していく予定です。

吉田塾では、上記のような「早稲田大の日本史」を攻略するための「戦略的かつ効率的」な指導を行っています。

さらに「早稲田大の日本史」を攻略するための詳しい内容を知りたい人は、「吉田塾とは何か」や「塾長 吉田健志のプロフィール」をよく読んで頂き、自身の合格戦略に合うとの手ごたえを感じたら、ぜひお問合せください!
また、無料カウンセリングやZoom・Skypeを利用したお試し講座のお申込みも、お問い合わせページから承っています!

吉田塾とは何か
塾長 吉田健志のプロフィール

「文化史」特講受付中!

吉田塾では、冬期に「文化史」特講を開講しています。文化史対策が遅れている人もここで「文化史」を覚えるための丸暗記ではない「つながりと対比」を重視したテキスト&板書を駆使した覚え方よって、一気にまとめることができた!合格の決め手の一つになった!と例年塾生からの評価がもっとも高い講座の1つとなっています

その一部は、ZoomまたはSkypeによるカウンセリング(無料)やミニ講座(無料)でも紹介しています。

最近人気を集めている「文化史特講」について、受講生の感想をいただいたので紹介します。

 

(I.Rさん 早大文学部・文化構想学部志望)

政治史を軸として文化史を理解するという考えに目から鱗でした。文化史単体だとどうしても暗記がしにくく困っていたのですが、面白いエピソードを思い返しながら、先輩の絵と共にもう一度復習し直すとすんなり覚えることができ感動しました!

乾漆像についての時短裏技も他の教科や時代に時間をかけたかったので非常に助かりました。

また、年号の重要さを身にしみて感じました。文化史と並行して復習していこうと思います。

 

文化史は難関国公立の二次や難関私大の日本史(早稲田の文学部・文化構想学部や同志社大学など)を攻略する上で非常に重要であり、他の受験生と差が付きやすい分野であると吉田塾では考えています。

 

12月の前半に一通りの講座が終了しますが、とても人気な講座のため、12月後半~1月前半にも同内容の文化史特講を開講する予定なので、文化史対策に行き詰っている方は、まずはカウンセリング(無料)やお試し講座についてお問い合わせください。

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