慶応大学の日本史(全体の新傾向)
近年の「慶応大学の日本史」における受験生の間で差がつく新傾向問題として1990年代、2000年代の政治・社会についての問題があげられる。慶応大学では、文学部・法学部・経済学部・商学部の4学部で日本史が選択科目としてあるが、この傾向は全学部にみられる。
文学部では、2023年の大問3で「羽田孜」や「橋本龍太郎」、「小渕恵三」を記述させた。1990年代に歴代内閣の順番と主要政策をおさえていないと解答できない問題となっていてこの時代まで対策してなかった受験生は、論述問題も難化したため大きく点数を落としたと思われる。
経済学部では、2019年の大問3で1990年代、2000年代の首相の所信表明演説(海部俊樹、細川護熙、村山富市、小泉純一郎、鳩山由紀夫)を利用した史料問題が出題された。この時代の各内閣の主要政策をおさえる対策をしてなかった受験生は、普天間基地問題についての論述問題もあって、一般的な受験日本史であればかなり得意な受験生でも合格点に及ばなかったと思われる。
商学部では、2021年に大問3において2019年の経済学部の論述問題のテーマであった「普天間基地」を記述させ、細川護熙内閣、羽田孜内閣、村山富市首相、鳩山由紀夫内閣、菅直人内閣、野田佳彦内閣、小泉純一郎内閣を選択させている。さらに2023年には大平正芳、鈴木善幸、橋本龍太郎、小渕恵三を選択させている。
法学部では、2023年の大問1で村山富市や菅直人を選択させている。
以上のように4学部とも1990年代、2000年代の歴代内閣の政策と関連付けた問題を近年は、繰り返し出題していることが「過去問研究」すればあきらかになります。
吉田塾では、徹底した過去問研究に基づいた「慶応大学の日本史」にでる1990年代・2000年代の特別講座を慶応大学志望の塾生には必ず受講させることで慶応大学を受験する受験生たちに「差をつける」ことを実現しています。
なお、4学部を出題形式で大別すると論述問題がある程度の分量出題される「文学部と経済学部」においては、論述問題の出来が合否を左右するので論述問題の対策が必須である。
法学部においては、全問マーク式で大量の選択語句(山川などの教科書には掲載されていない歴史用語も多数)の中からリード文の空所補充を行う問題が定番となっている。
商学部では、法学部と同様に大量の選択語句(山川などの教科書には掲載されていない歴史用語も出題されるが法学部と比較すると易しい)の中からリード文の空所補充を行う問題に加えて各大問には記述問題(一部、短文説明問題あり)が設定されている。
以上、4学部それぞれ出題形式に特徴があるので、その出題形式に即した対策がのぞまれるのは当然である。各学部の「傾向と対策」を概観できるコンテンツも公開しているのでぜひ参考にしてください。
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