「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場

慶應義塾大学 文学部の傾向と対策

慶応大文学部の問題をここで分析してみよう!

2024年2月の本試験問題も、例年通りの大問数が5つで各大問の解答形式(設問形式)も例年通りであった。
慶応の文学部は大問Ⅳと大問Ⅴで大きく得点差が開く(合否を左右する)傾向にあります!それを早い段階で実感を持って知って有効な対策を立てた人が合格に近い人となります。

大問I 語句選択問題:1〜9の語句の中から文中の空欄に入る語句を選べという単純な「穴埋め」問題であるが、適当が語句がなければ「0を選択せよ」との条件があるので中途半端な知識しかない受験生は「本学にはいらない」という姿勢がみられる。ほとんど小問が標準問題であるが、中には教科書掲載レベルを超えた語句(2023年なら則天武后、2021年なら池亭記など)を選択する問題も散見される。また、年代を穴埋めさせる問題もあるので重要年代の暗記も必須である。

※問題例

※準備中

 

大問II 語句選択問題:各空欄に該当する語句を5択(1〜5)から選べという単純な「穴埋め」問題である。一部用語集レベルの詳細な語句を答えされる小問があるが全体としてはハッキリ言って「本学の受験生」のレベルを考えると易しい。しかし、時代感覚(重要年代の暗記!)がない受験生にとってはかなり手ごわい小問が散見されるのでこれに対応した対策がのぞまれる。

※問題例

※準備中

 

大問III 記述式の空所補充問題:例年A〜Hの8個の空欄に入る語句を記述させる問題がでる。問われる(書かせる)語句のレベルは、多くは一般的な記述模試などで問われるものと同じであるが、中には標準的な日本史学習しかやってない人にとっては少し難しいと感じる語句を書かせる。

2023年 羽田孜 北海道拓殖(銀行)
2021年 庫平銀「3」千万両
2018年 文之玄昌  饅頭屋宗二

また、この大問(記述式)でも年代暗記を問われる(2017年は、徳政相論=805年が問われた)ので重要年代の暗記は最重要課題の一つであることを過去問研究によって早い段階で実感すべきであろう。

※問題例

※準備中

☆慶応義塾大学「文学部の日本史」の中心は、ここにある!!!

大問IV&大問Vは、本格的な史料文(未見史料が中心)を利用した記述問題と論述問題が出題される。大問IV・大問Vともに「80字~120字で論述しなさい」という問題が定番となっている。配点も高いので「この2つの100字前後の論述の出来が合格を左右する。よって、慶応大学文学部の日本史対策の「核」は大問IV・大問Vにあると言える。

「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」
「百聞は一見に如かず」

である。

今ここで、以下の過去問のうち少なくとも1問(古代・中世・近世・近現代の問題のうち1問)は解いてみよう!

2020年の大問Ⅳ 古代の問題
次の史料(イ)~(ホ)を読んで設問に答えなさい。

(イ) 家は,九重の御門,二条宮居,一条もよし。a染殿の宮,清和院,菅原の院。冷泉院,閑院,朱雀院。小野宮,紅梅,県の井戸。竹三条,小八条,小一条。

 

(ロ) 今,国史及び諸の人の別伝等を検するに,異相往生せる者あり。兼てまた故老に訪ひて都廬(すべて)四十余人を得たり。予,感歎伏膺(ふくよう)して聊に操行を記し,(な)づけて( A )と曰ふ。

 

(ハ) 夫れ往生極楽の教行は,濁世(じょくせ)末代の目足(もくそく)なり。道俗貴賤,誰か帰せざる者あらんや。但し顕密の教法(きょうぼう)は,其文一に非ず。事理の業因(ごういん)は,其の行惟れ多し。利智精進の人は,未だ難しとなさざるも,bの如き頑魯(がんろ)の者,豈敢てせんや。是の故に( B )の一門によりて,聊か経論の要文を集む。之を披き之を修せば,(さと)り(やす)く行ひ易からん。

 

(ニ) 京極殿,( C )など見るこそ,心ざし留まり,事変じにけるさまはあはれなれ。c御堂殿(みどうどの)造り磨かせ給て,庄園多く寄せられ,我族のみ御門の御後見(うしろみ),世のかためにて,行末(ゆくすゑ)までとおぼしをきし時,いかならむ世にも,かばかりあせはてんとおぼしけんや。

 

(ホ) やまと歌は,人の心を種として,万の言の葉とぞ成れりける。……万の(まつりごと)を聞し召す暇,もろもろの事を,捨て給はぬ余りに,(いにしへ)の事をも忘れじ,(ふ)りにし事をも興し給ふとて,今も見そなはし,後の世にも伝はれとて,延喜五年四月十八日に,大内記紀友則,御書所預紀貫之,前甲斐少目官凡河内躬恒,右衛門府生壬生忠岑らに仰せられて,( D )に入らぬ古き歌,自らのをも,奉らしめ給ひてなむ。


異相往生:往生のとき奇瑞などを示すこと
伏膺:心にとどめて忘れないこと
操行:正しい行状
濁世末代:にごり果てた末法の世
目足:道標
頑魯:おろか

問1 史料の空欄(A)~(D)に当てはまる適当な語句を記しなさい。(A)は日本最初の往生伝,(B)は仏を心の中で祈り,その名号を口に唱えること,(C)は下線cの人物が建立した寺院,(D)は759年までの歌,約4500首を収録した歌集の名称がそれぞれ入る。
正解を表示するA=日本往生極楽記, B=念仏, C=法成寺, D=万葉集
 
問2 史料(イ)は,一条天皇の皇后定子に仕えた人物が,かなを用いて記した作品である。その名称を記しなさい。
正解を表示する清少納言
 
問3 史料(イ)の下線aは,臣下で初めて摂政となった人物の邸宅の名称でもある。その人物名を記しなさい。
正解を表示する藤原良房
 
問4 史料(ロ)に往生者の一人として記され,「市聖」と呼ばれた僧侶が開創した西光寺の後身で,その僧の木像が所蔵されている寺院の名称を記しなさい。
正解を表示する六波羅蜜寺
 
問5 史料(ハ)の下線bにみえる「予」とは誰か。その人物名を記しなさい。
正解を表示する源信
 
問6 史料(ホ)から『新古今和歌集』までの,勅撰和歌集の総称を記しなさい。
正解を表示する八代集
 
問7 史料(ニ)下線cが権力を握っていた頃の政務の運営について,下記の語句を用いて,100字以内で説明しなさい。
陣定、太政官、公卿
正解を表示する添削します(無料のカウンセリングやお試し講座などを利用ください)

なお、本問は各史料の本格的な読み取り(理解)が出来なくても、御堂殿が道長   だと分かり指定語句の3語から、教科書の該当する本文や脚注を想起し、まとめれば満点が取れる論述問題となっています。よって、正攻法の論述対策をやった人なら(本学本学部の受験生なら)高得点がとれる問題です。

現状のあなたは、解いてどう感じましたか。なお、本学部において「本当に差がつく」問題としては2023年の大問Ⅳなどが挙げられます。今回取り上げた「中世の問題」ですのでぜひチェレンジしてみてください。
 

2023年の大問Ⅳ 中世の問題
次の史料()()を読んで,設問に答えなさい。

() a奥州ニ申サレケルハ「抑(そもそも)京都ノ式,何トカ思食(おぼしめ)サレ候。只事ニフレテ諸事b一家ヲ亡サルベキ御結構也。其故ハ去年c貴殿様我等ニ仰付(おおせつけ)ラレテd与州ノ一跡ヲ失ハレ,又彼等ヲ御免アラバ……我等ヲ御退治ノ御沙汰ニ及ベキ御(たくみ),色ニアラハレタリ。……一族(ことごと)ク同心シテ国ノ勢ヲ引率シ,方々ヨリ京都ヘ責登ラバ,今程誰カ在京ノ大名ノ中ニ当方ニ対揚シテ合戦ヲモ仕り候ベキ」

 

() 永享十三年正月廿九日……e畠山尾張守面目を失ひて没落し,舎弟左馬助ニ家を給ふ。……関東へ罷り向かふべきの由,f仰せらるるに故障を申す。仍(よっ)て夜前に家を退くべきの由,f仰せ出さると云々。

 

() 文安六年四月十六日……この夜,室町殿御元服なり。加冠は細川武蔵守勝元,管領なり……今度,鹿苑院殿の応安元年四月御元服の時,細川武州頼之が加冠たるの御嘉例なり。

 

() 長禄二年四月七日……近日の御成敗,普広院の御代の如くたるべしと云々。

 

() 長禄三年正月十四日……越州・尾州合戦なり。共に以てg甲斐h右兵衛佐諍(いさかう)の故なり。主従の合戦,未曾有の次第なり。澆季(ぎょうき)と謂ふべし。但し甲斐の事,室町殿御引汲(いんぎゅう)の間,ややもすれば右兵衛佐方劣り見ゆるものなりと云々。

 

() 寛正四年十一月十九日……武衛御免と云々。i伊勢守申沙汰(もうしざた)なり。g甲斐・朝倉の生涯となるべしと云々。誠に以て天下の珍事たるべきか。

 
(原文を一部修正)
 
()
武衛:右兵衛佐と同一人物
澆季:乱れた世,末世
引汲:支援・加勢すること
生涯:命を終えること,死を決するとき
 
1 史料()は『明徳記』である。娘婿で甥にあたる人物から焚きつけられて挙兵する下線a「奥州」は誰か,氏名を記しなさい。
正解を表示する山名氏清
 
2 下線bのような被害を,この前年に受けた大名の苗字を記しなさい。
正解を表示する土岐(康行)
 
3 下線c「貴殿様」は,史料()の「鹿苑院殿」と同一人物である。その氏名を記しなさい。
正解を表示する足利義満
 
4 下線d「与州」の孫で,応仁の乱における一方の中心人物の氏名を記しなさい。
正解を表示する山名持豊(宗全)
 
5 応仁の乱において問4の人物と同じ陣営で奮戦した,下線e「畠山尾張守」の子の名前を記しなさい。
正解を表示する畠山義就
 
6 2つの下線fで「仰せ」ているのは,いずれも史料()の「普広院」と同一人物である。その氏名を記しなさい。
正解を表示する足利義教
 
7 史料()5ヶ月後,問6の人物が落命する事件が起こった。この事件の名称を記しなさい。
正解を表示する嘉吉の変(乱)
 
8 下線g「甲斐」氏は下線h「右兵衛佐」の重臣である。この甲斐氏らに擁立されて越前・尾張・遠江の守護となり,右兵衛佐と家督を争った渋川氏出身の人物は誰か,氏名を記しなさい。
正解を表示する斯波義廉
 
9 下線i「伊勢守」の甥は伊豆の大名となり,その子は小田原に本拠を移して関東の戦国大名として成長する基盤を築いた。小田原に本拠を移した人物の氏名を記しなさい。
正解を表示する北条氏綱
 
10 史料() ()の「室町殿」はいずれも足利義政である。史料()()を踏まえて,義政の政治姿勢と応仁の乱勃発との関連性について80字以内で論じなさい。
正解を表示する添削します(無料のカウンセリングやお試し講座などを利用ください)

本問は、史料()()を踏まえて論述することを受験生に要求している。このような本格的な史料の読み取り(理解)がないと解答文が書けない問題が本学部の受験生の間で最も差がつく問題となっている。例年、このような論述問題だけは自学習では難しく、非効率なので吉田塾の門をたたく受験生がいます。

2019年の大問5 近世の問題

次の史料を読んで,設問に答えなさい。

一,当年( A )明け候分,ならびに( B )取りの場所ハ勿論,去年相極め候定免の分も,この度その村相応の御取箇ニ極め候上ハ,定免の年季五ヶ年,又ハ十ヶ年,十五ヶ年にも極め候様ニ致さるべく候。然れども,a得心仕らず,相応の御取箇程増さざる分ハ,年季短ク相極め申さるべく候。

一,只今迄ハ右の通り吟味これなく候ニ付,定免の年季切替の度ごと,御取箇増し候様ニいたし候故,百姓どもも切替の度ごと,相増し候儀と心得,その村相応の御取箇ニ増し兼ね候。この度ハ前条の通りニて,相応の御取箇ニ候えバ,切替の節相増し候儀ハこれ無く候えども,只今迄の通り心得罷り在るべく候間,この段別して申し含めらるべく候。これに依り当年切替候定免の内ニも,相応の免合の村方ハ,増しこれ無く候ても定免相極むべく候。

(原文を一部修正)


取箇(とりか):田畑に課す年貢
免合(めんあい):年貢の割合,租率

1 本史料は法令の一部だが,これが発布された時の将軍は誰か。
正解を表示する徳川吉宗

2 ( A )に入る語句を史料中より抜き出しなさい。
正解を表示する年季

3 ( B )には「定免」の対語が入るが,その語句を漢字2文字で記しなさい。
正解を表示する検見

4 下線aについて,誰が「得心仕らず」なのか,史料中の漢字2文字を記しなさい。
正解を表示する百姓

5 『民間省要』には,定免の採用を上層農民らが歓迎したとの記事があるが,同書の著者名を記しなさい。
正解を表示する民間省要

6 この時の将軍は,幕府の財政再建の一環として大名に米を一定の割合で上納させ,その代償としてある義務を軽減したが,その義務は何か。
正解を表示する参勤交代

7 史料の後半部(2カ条目)の主旨を100字以内で述べなさい。
正解を表示する添削します。近年の文学部の論述問題は、ちゃんとした史料解釈(読解)が出来なければ解答文が作成できない問題が増加している。本問は「定免法」の教科書的理解を前提にしつつ、掲げられた史料文をよく読んで、その内容を解答文反映させなければならない。このような出題形式の問題を「苦手」とする受験生は、日本史上位者の中でも多く存在する。吉田塾では、このような問題に対応した「ライバルに差をつける」ための講座(慶応大学文学部の日本史対策)を展開することも可能です。

2020年の大問5 近現代(昭和戦前)の問題

ある年の米価変動を説明した以下の史料を読んで,設問に答えなさい。

十九日ニハa日支衝突ヲ伝へ加フルニ天候回復ヤ入超増加発表等ニ急遽崩レb清算米先物ハ二十円九十二銭正米ハ十九円二十銭ト為リ更ニ二十一日彼岸入リ当日ハ全国一般ニ天候良好デアリマシタ,加之世人ノ予期セザリシ英国ニ於ケルc金本位制ノ停止ガ突然発表セラレマシタノデ遂ニd経済社会ニ大衝動ヲ与へ株式市場ハ混乱ヲ極メ終ニ立会ヲ停止スルニ至リ其ノ影響ヲ受ケe清算米先物ハ十九円八十七銭,正米ハ十八円八十銭惨落致シマシタ

(原文を一部修正)

1 本史料はいつの米価変動を説明しているか,年(西暦)月を記しなさい。
正解を表示する1931年9月 下線部aの日支衝突や下線部cの金本位制の停止から1931年は想起できるだろうが、月まで答えさせるのは難しいと思うだろう。しかし、慶応大学文学部の傾向からすると十分予想された問題である。そのため、吉田塾では柳条湖事件=1931年9月18日、盧溝橋事件=1937年7月7日、日米開戦(真珠湾奇襲攻撃)=1941年12月8日と強く板書で啓蒙していたので、塾生はしっかり解答できたようである。

2 下線aが発生した地名を記しなさい。
正解を表示する柳条湖

3 下線bについて,日本で同種の米取引の源流は1730年に幕府が公認した市場まで遡る。その市場の名称を記しなさい。
正解を表示する堂島米市場

4 下線cについて,日本が金本位制停止後に移行した貨幣制度の名称を記しなさい。
正解を表示する管理通貨制度

5 下線dについて,経済社会が混乱した同年には三月事件と十月事件が企てられた。これらに参画した秘密結社の名称を記しなさい。
正解を表示する桜会

6 下線eについて,農村救済請願運動が高まった本史料作成年の翌年から政府が実施した公共土木事業の名称を記しなさい。
正解を表示する時局匡救事業

7 本史料の作成年とその前年に農家は困窮を極めた。その理由を作況・米価・労働者移動の観点から100字以内で述べなさい。
正解を表示する添削します。昭和恐慌の中でも、最も深刻であった農業恐慌の実態を把握(理解)できているかを問う問題である。

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扱う時代は、近現代を中心とした。その理由は、彼の高校の進度では11月や12月にならないと昭和をやらない。しかし、早稲田の法学部は近現代分野からの出題量が多く、この時代の大問は一般的な受験生にとっては手ごわい「早稲田特有の未見史料問題」が頻出する。吉田塾で近現代分野を夏期期間に履修しておけば、11月初めから本格的に始めなければならない早稲田対策の実戦演習にスムーズに入ることが可能となる。このメリット(有効性)を強く意識した夏期講習プランと言えます。

早稲田大学商学部合格をめざすD君の場合
彼は、とにかく早稲田の商学部が断然の第一志望であることがカウンセリングで分かったので「早大商学部の日本史」において最も高い点数をたたき出すことができるようなカリキュラムを一緒に作成して行きました。
早大商学部では、近現代史の中でもとりわけ経済史に強くないとハイスコアを得ることができない大問が頻出します。そのため、短文論述問題対策(詳しい添削指導付き)も含めた「近現代の経済史」中心の夏期講習(全7回)を行いました。この効果もあってか、本番の早大商学部の論述問題(80字)では、完璧な解答文を書くことが出来た!と嬉しい報告がありました。

慶応義塾大学文学部合格をめざすEさんの場合
大問4と大問5で出題される本格的な未見史料問題(史料の読み取り)にもとづく論述問題(100字)がとても自分で対策できる自信がなく途方に暮れていたところ、ネットで検索していたら吉田塾を見つけカウンセリングとお試し講座(史料対策と「論述のお作法」)を受けてくれました。
自分の弱点補強にピッタリ合った講座をいっしょに構築していく吉田塾のスタイルを彼女はとても気に入ってくれたので、「慶応の文学部」の傾向や出題形式の則した①史料の読み取り講座(全2回)と②論述の書き方講座(3回)を設定し夏期集中講座を行いました。これにより、秋以降の志望大学対策の指針が立って安心感が得られたとの感想をもらっています。

慶応大学経済学部が第一志望のF君の場合
論述問題がない私大型の入試問題にはある程度対応できる彼でしたが、カウンセリング(無料)やお試し講座(無料添削)において論述問題が全く解けない(書けない)ばかりか、設問に関係する教科書を読んでから解答文を書いてもらっても大幅に減点される解答文しか書けないことが判明しました。
「今の自分を知ったのです」
よって、「基礎からはじめる論述問題のお作法講座」(慶応大学経済学部の日本史)を受講することになりました。この講座によって論述問題に対応できる教科書の読み込み方法を体得した彼は、秋以降急速に日本史の得点能力を上げて行くことに成功しました。

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