「一生役に立つ」戦略的な思考力を養う日本史の実践道場

早稲田大学 人間科学部の日本史

吉田塾「夏期講習」実施受付中!

吉田塾では、志望大学(学部傾向がある大学の場合は志望学部)の傾向にピッタリ合った学習を進める時期、スタートアップ期間として夏期が非常に重要であると考え、「志望大学」と「今の自分」にピッタリ合ったオリジナルの講座を綿密な打ち合わせを行った上で個別に作成(プログラム)して夏期講習を実施しています。

まずは無料のカウンセリング(Zoom)にて志望大学とあなた自身の現状についてじっくり共有した上で、この時代をやるべきだ!(このテーマをやるべきだ!)との判断のもと「体験授業」を受けてもらいます。

この一連の流れの中で披露させて頂く吉田塾の「合格戦略」や「効率的な日本史の勉強法など」が自分に合うとの手ごたえを持った受験生のみ入塾していただくスタイルを吉田塾では取っております。それゆえ、吉田塾では、カウンセリングや体験授業の後にしつこく入塾の勧誘やメールをする行為は一切いたしません。

吉田塾の個性別・志望大学別夏期講習を受講し、見事第一志望に合格した受講生の夏期講習プランはこちらから

一橋大学社会学部志望のAさんの場合
数学がとても苦手な彼女には、まず夏期の前半・中盤は数学の基礎固めと得意な英語をさらに磨くことを最優先した方が良いとカウンセリングで提案しました。そして、満を持して8月20日以降に「一橋大学の日本史」に向けた夏期集中講座(全5回)を設定しました。一橋で頻出するテーマを「吉田の板書」とオリジナルテキスト(一橋大のための論述お作法を知る)を駆使した講座が彼女には余程合ったいて手ごたえを掴んだようで追加講座も行うことになりました。結果、11月の一橋のオープン模試や実戦模試でも高得点を取るに至り、受験本番では数学が大問1題しか解けなかったにも関わらず、日本史をすべて完答するパフォーマンスを発揮して見事、社会学部に合格してくれました。

早稲田大学文学部・文化構想学部合格をめざすBさんの場合
彼女は、英語はそこそこ出来て国語が得意なタイプで日本史について苦手意識がとても強かったので「お試し講座」(30分)を延長して本気の「流れをつかむ板書」講義を展開したところ「目から鱗」的な感動と手ごたえを掴んでくれたようです。
そのため夏期は、各時代の政治史の流れを把握するための板書講義に特化した夏期講習を受講したところ秋以降の模試では、どんどん点数を上げて行ってくれました。
河合塾共通テスト模試は8月が34点⇒プレテストでは77点、そして、日本史が苦手な受験生にとっては、とても難しい早稲田大学の日本史でも文学部において76%(自己採点)と凄い成長を見せてくれました。

早稲田大学法学部合格をめざすC君の場合
カウンセリング(打合せ)によって導き出された現状把握の上で、英語はまずまずだけど国語が苦手(とくに早稲田の国語)なので弱点の国語をある程度カバーできるくらいに日本史で得点を稼ぐという合格戦略に則した夏期計画を立てた。
扱う時代は、近現代を中心とした。その理由は、彼の高校の進度では11月や12月にならないと昭和をやらない。しかし、早稲田の法学部は近現代分野からの出題量が多く、この時代の大問は一般的な受験生にとっては手ごわい「早稲田特有の未見史料問題」が頻出する。吉田塾で近現代分野を夏期期間に履修しておけば、11月初めから本格的に始めなければならない早稲田対策の実戦演習にスムーズに入ることが可能となる。このメリット(有効性)を強く意識した夏期講習プランと言えます。

早稲田大学商学部合格をめざすD君の場合
彼は、とにかく早稲田の商学部が断然の第一志望であることがカウンセリングで分かったので「早大商学部の日本史」において最も高い点数をたたき出すことができるようなカリキュラムを一緒に作成して行きました。
早大商学部では、近現代史の中でもとりわけ経済史に強くないとハイスコアを得ることができない大問が頻出します。そのため、短文論述問題対策(詳しい添削指導付き)も含めた「近現代の経済史」中心の夏期講習(全7回)を行いました。この効果もあってか、本番の早大商学部の論述問題(80字)では、完璧な解答文を書くことが出来た!と嬉しい報告がありました。

慶応義塾大学文学部合格をめざすEさんの場合
大問4と大問5で出題される本格的な未見史料問題(史料の読み取り)にもとづく論述問題(100字)がとても自分で対策できる自信がなく途方に暮れていたところ、ネットで検索していたら吉田塾を見つけカウンセリングとお試し講座(史料対策と「論述のお作法」)を受けてくれました。
自分の弱点補強にピッタリ合った講座をいっしょに構築していく吉田塾のスタイルを彼女はとても気に入ってくれたので、「慶応の文学部」の傾向や出題形式の則した①史料の読み取り講座(全2回)と②論述の書き方講座(3回)を設定し夏期集中講座を行いました。これにより、秋以降の志望大学対策の指針が立って安心感が得られたとの感想をもらっています。

慶応大学経済学部が第一志望のF君の場合
論述問題がない私大型の入試問題にはある程度対応できる彼でしたが、カウンセリング(無料)やお試し講座(無料添削)において論述問題が全く解けない(書けない)ばかりか、設問に関係する教科書を読んでから解答文を書いてもらっても大幅に減点される解答文しか書けないことが判明しました。
「今の自分を知ったのです」
よって、「基礎からはじめる論述問題のお作法講座」(慶応大学経済学部の日本史)を受講することになりました。この講座によって論述問題に対応できる教科書の読み込み方法を体得した彼は、秋以降急速に日本史の得点能力を上げて行くことに成功しました。

 

2021年2月の人間科学部の問題をここで分析してみよう。

大問はⅠ〜Ⅴの5題で全問がマーク式となっている。Ⅰが原始・古代分野、Ⅱが中世分野、Ⅲが近世分野、Ⅳが近現代分野、Ⅴがテーマ史(2021年は古代〜現代の社会事業や社会福祉)が出題されるのは例年通りであった。各時代からバランスよく出題しようとする姿勢がみられる。

小問数は42個(20年も42個)。うち正文誤文判定問題が21個(20年20個)、語句選択問題が18個(20年19個)、年代整序問題が3個(20年3個)出題された。早稲田的な正文誤文判定問題の出来が合否を左右するという点では、早大他学部と同様である。正文・誤文判定させる選択肢文の作られ方も他学部(とくに法学部・商学部・教育学部)とよく似ているので他学部も含めた過去問研究がもっとも有効な対策となる。

 

それでは! 今ここで実際に人間科学部(2020年2月本試験)の大問Ⅱ(中世分野)を解いて実感しましょう。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」です。

2020年2月18日実施 大問2

次の文章を読み,問18に答えよ。解答はマーク解答用紙の該当する記号をマークせよ。 

室町幕府は,南北朝内乱の過程でa観応の擾乱によって分裂の危機に瀕したが,それを乗り越え,南北朝も合体すると,ようやく安定期を迎えた。

幕府の中央機構としては,将軍を補佐する管領,京都の警備・刑事裁判などを担当するb侍所,一般政務・c幕府財政などを担当する政所,訴訟を担当する引付などがあった。

だが,幕府の安定は長くは続かなかった。将軍暗殺で幕府が揺らぐと,その隙を衝くように徳政一揆が起きた。これは将軍 1 の代始めの徳政を求めたものと考えられ,幕府は徳政令を出さざるをえなかった。この後もしばしば起きた徳政一揆に悩まされた幕府は,d分一銭という対策を生み出した。

室町幕府の経済政策としては,e撰銭令もあげておかなければならない。総じて室町幕府は経済的な問題と密接に関わっていた,あるいは関わらざるをえなかった政権といえよう。

15世紀後半,応仁の乱の勃発によって,幕府の勢威は衰退に向かった。地域権力の自律が進んでいき,幕府の膝下である山城においても国一揆が発生し, 2 氏の軍を国外に退去させるありさまだった。

ただ,それでも幕府はその後数十年にわたって命脈を保つ。支配領域は畿内近国に限られ,f権力闘争は激化していくが,とにもかくにも16世紀半ば過ぎまで幕府が存続したことは,それ自体興味深い問題といえよう。

1 下線部aに関連する事柄の説明として,誤っているものはどれか,1つ選べ。

ア 足利尊氏は南朝と和睦することがあった。
イ 足利直義は南朝と和睦することがあった。
ウ 高師直は足利直義と対立した。
エ 足利直義は兄尊氏の政務独占に不満を持って対立に至った。
オ 足利直義は旧来の秩序を重視していた。
正解を表示するエ 室町幕府の草創期は、兄の尊氏が武士に対する恩賞の授与や守護職の補任など軍事指揮権を持ち、弟の直義は民事裁判権など一般的な行政権(政務)を担当する二頭政治であった。よって、エは誤文。

2 下線部bの長官(所司)に任命される家柄である四職でなかった氏族はどれか,2選べ。

ア 京極
イ 赤松
ウ 伊達
エ 山名
オ 島津
カ 一色
正解を表示するウ,オ

3 下線部cに関連する事柄の説明として,正しいものはどれか,1つ選べ。

ア 将軍の直轄領である御料所は管領の管理に委ねられた。
イ 交通の要地に関所を置いて関銭や段銭を徴収した。
ウ 政所の長官は公方御倉と呼ばれた。
エ 土倉役・酒屋役の徴収は納銭方が請け負った。
オ 京都五山の僧侶は課税を免れた。
正解を表示するエ 山川用語集には納銭方の説明があるがやや難。なお政所の長官は執事(よってウは×)で伊勢氏が世襲した。室町幕府の政所は鎌倉幕府の政所と違い、主に財政事務を担当し、御料所の管理(よって、アは×)も担っていた。難問

4 空欄1に該当する人物は誰か,1人選べ。もし該当するものがなければ,カをマークせよ。

ア 義持
イ 義政
ウ 義勝
エ 義教
オ 義量
正解を表示するウ リード文の将軍暗殺というヒントから嘉吉の乱⇒嘉吉の徳政一揆は想起できるだろう。そこから6代将軍義教は出ても7代将軍義勝が出てこない受験生がいる。早稲田はこのような作問がされるので対応できる人になっていこう。

5 下線部dについての説明として,正しいものはどれか,1つ選べ。

ア 幕府が取り次いで債務者から債権者へ払い,返済を猶予した。
イ 幕府が取り次いで債権者から債務者へ払い,徳政一揆の襲撃を免れた。
ウ 幕府は債務者と債権者との間でこれを受け渡すことを禁じた。
エ 幕府はこれに関わる分一徳政令をしばしば発令した。
オ 幕府がこれに関わる分一徳政令を初めて出したのは,正長徳政一揆の時だった。
正解を表示するエ なお、分一徳政令が初めて発令されたのは1454年享徳の徳政一揆に際してである。

6 下線部eに関する説明として,誤っているものはどれか,1つ選べ。

ア 私鋳銭の横行が前提にあった。
イ 永楽通宝などの宋銭需要増大が前提にあった。
ウ 取引の時に良質な銭が好まれ,円滑な流通に支障が生じたことが前提にあった。
エ 良質な銭と悪銭との混入比率を定めたりした。
オ 戦国大名も発令した。
正解を表示する

7 空欄2に該当する名字はどれか,1つ選べ。

ア 畠山
イ 細川
ウ 斯波
エ 六角
オ 大内
正解を表示する

8 下線部fに関連する事柄Ⅰ~Ⅲを古い順から並べたとき,正しい組み合わせはどれか,1つ選べ。

Ⅰ 明応の政変が起きた。
Ⅱ 三好氏の権力が松永久秀にとってかわられた。
Ⅲ 細川晴元が京都をおさえた。

ア Ⅰ→Ⅱ→Ⅲ
イ Ⅰ→Ⅲ→Ⅱ
ウ Ⅱ→Ⅰ→Ⅲ
エ Ⅱ→Ⅲ→Ⅰ
オ Ⅲ→Ⅰ→Ⅱ
カ Ⅲ→Ⅱ→Ⅰ
正解を表示するイ 明応の政変は1493年に起きている。早大では「明応の政変」がしばしば出題されているのでここでチェックしておこう。幕府の実権が細川晴元⇒三好長慶⇒松永久秀へと移って行ったことはちゃんとおさえていたであろうか。

上記の問題(2020年2月18日実施)を、解いてみてどう感じましたか?

早稲田対策(過去問研究)をちゃんとやっている人であれば、高得点も可能ですがそれが甘い人(そもそも過去問研究をやってない人)は少し苦戦する感じですかね。なお、本問の難易度は早稲田の中では標準的です。2020年であれば本問より易しいと思われる大問が2題(ⅠとⅢ)、本問より難しいと思われる大問が2題で構成されていました。

 

なお、早稲田の過去問を解いて必要となる歴史用語レベルの細かさに驚いて「山川の用語集」の頻度数①・②をやみくもに覚えようとする受験生がいますがそれは超非効率な誤った早稲田対策と言えます。
早稲田は、「戦略的かつ効率的」な過去問研究をやった人が圧倒的に有利になる大学です。

吉田塾では、「戦略的かつ効率的」な早稲田対策の道筋を伝授しています。

早稲田の過去問研究を正しく行えば、やみくもに細かい知識を蓄えようとする受験生に比べて、覚える量を大幅にダウンサイジングしつつ、ライバルよりも高い点数(合格点以上!)をとることが可能なのです。

「敵を知り、己を知れば」百戦危うからず。

この理念(戦略)を大切にしたカウンセリング(無料)を展開しています!

吉田塾では、上記のような「早稲田大の日本史」を攻略するための「戦略的かつ効率的」な指導を行っています。

さらに「早稲田大の日本史」を攻略するための詳しい内容を知りたい人は、「吉田塾とは何か」や「塾長 吉田健志のプロフィール」をよく読んで頂き、自身の合格戦略に合うとの手ごたえを感じたら、ぜひお問合せください!
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