同志社大学では、特性が強い問題が頻出します。ゆえに大学の特性に応じた「傾向と対策」により短時間で効率的に得点力をアップすることが可能となります。
日本史だけでなく他教科の同志社対策法もたくさん紹介されています。
自分に合った同志社合格のための戦略や対策法を見つけてください。
<1>吉原将太郎くん(スポーツ健康科学部、立命館大学スポーツ健康科学部合格)
はじめに
昨年、吉田塾で日本史を受講していた同志社大学スポーツ健康科学部の吉原将太郎です。高校3年生の頃、吉田塾の先輩方の合格体験記を読んで、とても参考になりました。僕も合格体験記を書くことができて、大変嬉しく思っています。第一志望の同志社大学に合格し、今合格体験記を書くことができているのは吉田先生のおかげです。吉田先生、本当にありがとうございました。
(日本史)
日本史は、勉強方法次第で、本当に短期間で成果を上げることのできる教科です。僕は9月から受け始めたけど、吉田先生の授業で流れをつかみ、ノートを覚えるだけで、9月までは共通テスト模試で40点しか取れなかったのが、10月後半には8割前後とれるようになりました。まずは吉田先生のノートを完璧に覚えて、その後に自分で参考書などを買ってプラスアルファーという形でいいと思います。また、過去問をみればわかりますが、同志社大学は戦後が出ることは絶対と言っていいほどないし、共通テストの点数を上げたいのであれば、難しい語句を書く必要はないので、歴史の流れを何度も見て覚えるなど、受ける入試の特徴をしっかり分析して勉強することが大切です。
(英語)
英語は僕の一番苦手な教科でした。というより正直最後まで苦手なままでした。それでも合格出来たのは、日本史と国語でカバーすることが出来たからです。でも日本史と国語がいくらよくても、同志社大学に受かるには、英語で最低7割は取らないといけないので、最低限自分が持っている単語帳を全て覚えないといけません。覚え方は、一日に出来るだけ多く覚えるという方法が良いと思います。また、同志社の問題傾向からして、似た意味の単語をまとめてみるのも良いと思います。同志社に受かる目安は、最低共通テスト7割です。まずそこを目指してやるのが良いと思います。
(国語)
同志社大学は、国語の難易度はあまり高くないので、得意な人は、過去問中心の勉強だけでも良いと思います。でも、かなり高得点の勝負になるので、凡ミスのないように集中して解くことが大切です。
最後に
僕は、9月に吉田塾に入るまでは、立命館大学も同志社大学もE判定でした。でも、吉田先生の「まずはしっかり分析して敵を知ることが大切」という教えのおかげで、日本史だけでなく、他の教科の成績も上がり、合格することができました。最後の半年だけでも、正しい戦略を立てて頑張ったら、逆転合格は可能です。皆さんも最後まで諦めずに頑張ってください。受験は結果が全てです。僕は野球をやっていました。予選の決勝で負けて、甲子園に出ることはできなかったけど、3年間野球ができて楽しかったし、続けてきてよかったと思っています。でも、受験はもし失敗したらそう思える人は少ないでしょう。だからこそ結果にこだわって、どうすれば合格できるかを日々考えて頑張ってください。応援しています。
<2>北村夏海さん(同志社大学 文学部合格)
高校2年生のときに先輩方の合格体験記を読んで、私も1年後合格して合格体験記を書きたいと思っていたので、今この体験記を書くことができうれしく思います。
私はこの春から、第一志望の大学であった同志社大学文学部文化史学科に入学することになりました。周りの友人が志望大学を下げていく中で、第一志望を貫き通せたのは日本史を教えてくださっていた吉田先生のおかげだと思います。センター試験本番も自己最高点の94点をとることができ、私にとって雲の上の存在であった京都府立大学文学部歴史学科にも挑戦することができました。結果は不合格でしたが、挑戦してよかったと思っています。
私は私立専願だったので限られた教科しか勉強をしておらず、これから受験を向かえる後輩全員にあてはまる勉強法ではありませんが、参考にしてもらえたらうれしいです。
日本史
吉田先生の授業を受けて、日本史の実力が付いたと最初に感じたのは学校の定期テストでした。いつもは20位台だった校内順位が安定して5位以内に入るようになり、効率よく必要な知識を身につけられていると実感しました。模試の結果も着実に上がっていきました。日本史は吉田先生の授業ノートをベースにして、問題演習などで自分の知らなかった知識をつけたしていく方法が一番いいと思います。新たに参考書を買う必要はなく、教科書と吉田先生の授業ノート、問題集で十分です。吉田先生は授業中に同志社大学に出そうな用語や、過去出題された用語を教えて下さるのでノートに印をつけていました。夏休みは旧石器時代から授業で習った範囲のノートをもう一度写しなおして、頭に叩き込んでいました。9月ごろからは『関関同立の日本史』に取り組み、付属の解答書も読み込みました。同志社は教科書を中心に細かい知識まで問題となるので隅から隅まで読み、また問題の半分が筆記だったので書いて覚えるようにしていました。それでも最後の最後まで苦しんだのは文化史で、資料集や用語集を使い暗記のきっかけをつくって気合で覚えました。12月に入り、赤本を何年分も解いているとある程度傾向が分かってくるようになり、安定して点数がとれるようになっていきました。吉田先生のノートを最後まで信じて勉強に取り組んでください。必ず結果はついてくると思います。
英語
私は英語が3教科の中で1番苦手で、高3まで全く勉強をしていませんでした。しかし、同志社は英語の配点が1番大きいと知り、合格をするために英語に多くの時間をつかいました。私が本格的に受験勉強を始めたのは夏休みで、夏休みに入ってすぐ同志社の赤本を解き、自分の今の実力と大学が求める英語力の差の大きさを実感しました。吉田先生がよくおっしゃる「相手を知る」ということが受験勉強への第一歩だと思うので、第一志望の赤本を受験勉強の初めに解き、大学合格のために何が必要かを把握しておくことをおすすめします。私は、赤本を解いて自分の弱点が長文の読解力と単語力と分かったので、夏休みは長文になれるため『やっておきたい300』を1題ずつと、『ターゲット1900』の初めから50語覚えて、次の日に前日覚えた50語をテストすることを毎日繰り返しました。また、学校で使用していた文法書『vintage』のイディオムを覚えるため単語帳をつくり、就寝前に復習をするということを日課にして試験本番まで続けました。単語、イディオムを身につけるだけで長文の読解力が格段に上がり、長文を‘読めた’と感じることができると思います。暗記することになりかなりつらいと思いますが、根気強く頑張ってください。9月、10月には『やっておきたい300』の2回目と『やっておきたい500』を仕上げました。私は、長文問題の復習を演習の倍以上の時間をかけて行い、文法の確認をしたり、知らない単語が出てきたら辞書をひき違うノートに書き写していました。演習の結果に一喜一憂するよりも復習を念入りにして、自分の弱点をなくしていくことが大切だと思います。11月、12月のはじめは『同志社の英語』を使って‘同志社’の長文になれる練習を行いました。この時から制限時間や,時間配分などを意識して演習に取り組んでいました。また、学校で使用していた『write it right』で英作の練習を始めました。英作を自分で採点することは難しいので、学校や塾の先生に添削してもらってください。12月中旬からは赤本を使って、本番の試験のように3教科連続で試験を受ける練習を始め、丸1日を使って赤本を解き、2日で3教科の復習をするというサイクルを試験前日まで続けました。最終的には15年分の赤本を解きました。赤本に取り組んだ回数が多ければ多いほどいいとは限りませんが、15年分しっかり取り組めたとうことが試験本番の自信につながりました。ちなみにセンター試験の結果は147点で、学校でしか演習をしていなかったにもかかわらず、思っていたよりも高得点をとることができ驚きました。特に問3、問4の長文問題は満点だったので、実力がついてきたと実感することができました。
国語
同志社の現代文の文章はとても長いですが、内容は比較的簡単なので集中力を切らさないようにすることが大切だと思います。古文は年度により難易度は様々なので演習を繰り返して、古文を解くための知識身につけるべきだと思います。私は同志社の問題を解くときに、全問正解すると気合を入れて毎回問題に取り組んでいました。
<現代文>
現代文は得意だったので、あまりコレといった勉強はしていません。すいません。12月中旬からは、赤本を解いてない日にセンター試験の現代文を1題ずつ解いて、毎日現代文にふれるようにしていました。
<古文>
夏休みは百人一首を一首ずつ品詞分解し、歌意や和歌の修辞法を勉強しました。また『古文上達』を12月に入るまで何回も繰り返して解いていました。古文単語は学校で使っている『読んでみて覚える古文単語315』を利用していました。覚えられない古文単語は、英語のイディオムのように単語帳をつくって復習をしました。
最後に
私は同志社大学に合格することができましたが、模試の判定はずっとE評価良くてもD評価でした。それでも合格できたのは、苦手な英語をカバーできるぐらいの点数を日本史で取ることができたからだと思います。数ヶ月先の進路が決まっていないという不安の中、勉強を続けるのはとてもつらく、何度も投げ出したいと思うときがありました。皆さんもこれからの受験勉強で自分の思っている通りに成績が伸びず悩むこともあると思います。ときには息抜きをして、気持ちを切り替えて受験勉強に励んでください。私は、家のポストに合格通知が届いていたとき、目の前が一瞬にして明るくなったような気がしました。皆さんにもそんな体験をしてほしいと思っています。受験を終えた今は、憧れだった大学で自分の大好きな日本史を学べることがとても楽しみです。皆さんも第一志望を貫き合格を勝ち取ってください。応援しています!!
吉田塾では、「同志社の合格レポート」を書いてくれた歴代の塾生たちがたどった同志社合格の道筋を、「あなたにも」体験してほしいと思っています。
さらに「同志社の日本史」を攻略するための詳しい内容を知りたい人は、「吉田塾とは何か」や「塾長 吉田健志のプロフィール」をよく読んで頂き、自身の合格戦略に合うとの手ごたえを感じたら、ぜひお問合せください!
また、無料カウンセリングやZoomを利用したお試し講座のお申込みも、お問い合わせページから承っています!
吉田塾では志望大学(学部)の「出題傾向」に特化した超直前講座を実施しています。
同じ大学でも、出題傾向(経済史重視、文化史重視など)や設問形式(マーク式、記述問題、本格的な論述問題)が全く違う大学では、学部ごとにとことん出題傾向を分析した上で【同志社大学○○学部専用】の「試験に出る板書」と「オリジナル予想問題」で勝負する講座となっています。
超直前ですが、いきなり受講するような段取りを吉田塾は踏みません。丁寧なカウンセリング(無料)とお試し講座(無料)を受けた上で納得された受験生のみ超直前講座を受講してもらう形をとっています。
譲れない第一志望があるのだけれど本気の過去問研究が遅れている受験生や苦手な受験生は、「お問い合わせ」頂ければ幸いです。
<3>古石春佳さん(奈良女子大学・同志社大学・立命館大学・京都女子大学合格)
皆さん、こんにちは。奈良女子大学文学部1回生の古石春佳です。私は高校3年生の時に吉田先生の日本史を受講しました。一年間吉田先生に日本史を習いながら進路についてのアドバイスもいただき、私は第一志望の奈良女子大学、そして私立では京都女子大学、立命館大学、同志社大学に合格しました。
私が受験勉強において大切にしていたことは
①模試の結果が悪くても落ち込まない
②夜は早めに寝て、朝早く学校で勉強する
③自分の苦手部分を克服するための勉強法を考える
です。特に1番の「模試の結果が悪くても落ち込まない」は受験期間においてとても有効でした。実際に私はセンター本番で思っていたよりも点数が取れませんでしたが、センター試験後、気持ちを切り替えて残りの試験対策に取り組んだことで奈良女子大学や私立の合格に結びついたのだと思っています。
ではこれから、私が受験を通して感じたこと、実際に行った勉強法を紹介します。
センター試験について
国語…現代文はとにかくマーク式の問題を解きました。センター本番は時間がないので、時間を短めに設定して文章を早く、かつ的確に読めるように訓練しました。漢字は問題集を一冊買い、毎日練習しました。古文・漢文はとにかく単語をしっかり覚えることが大切だと思います。
数学…数学は苦手だったのでアドバイスできませんが、分からなかった問題の解説をしっかり読んで、自分で解くという作業をくり返ししていました。
英語…単語をたくさん覚えているというのは大きな強みだと思います。私のオススメはターゲット1900で、できれば全部覚えるのが望ましいです。ターゲット1900をすべて覚えると、二次試験の問題にも対応していけると思います。配点の大きな長文はたくさん解いて、慣れることが大切です。
日本史…日本史は吉田先生の授業の板書をした“吉田ノート”の内容を覚えました。模試の間違い直しを吉田ノートを使ってやっていくと、吉田ノートのすごさがだんだん分かってくると思います。センターは歴史上の出来事の流れをしっかり理解していないと解けない問題があるので、早め早めに重要な出来事の年代は覚えておくのが良いと思います。
倫理・政経…倫理は学校で授業がないので、自分で参考書を買って勉強しました。人物の思想を自分の言葉で説明するという勉強をしていました。政経は分野別に勉強するのが良いと思います。
化学基礎・地学基礎…週に2回勉強する日を設けました。理科に勉強時間はあまりさけないと思いますが、全くしないとせっかく勉強したことを忘れてしまうので、定期的に勉強する日をつくることが大切です。
私は“まとめノート”というのを作って、愛用していました。まとめノートとは、授業や試験で間違えた箇所を科目別に一冊のノートにまとめたものです。まとめた後は何度も見直して、分からない部分をなくしていきます。テスト前にこの一冊を見れば自分の苦手な問題を見直せるし、これまで自分が勉強してきた量が目に見えるので自信がつきます。私はまとめノートを様々な先生に勧められて、高校3年生の夏休みから作り始めました。すでに勧められているがまだ作っていないという人は、ぜひ作った方がいいと思います。特に暗記科目の社会・理科には効果てきめんで、オススメです。
・私立受験について
私は国公立大学が第一志望だったので、私立大学の勉強を本格的に始めたのはセンター後からの約3週間だけでした。国語と英語は出題形式に慣れたら、後はセンターの勉強でほとんど大丈夫ですが、大変なのは日本史でした。立命館と同志社の日本史はかなり細かい問題や学校の授業でとばされる範囲の問題が出るので、吉田先生の授業を受けていなかったら、きっと私は私立大学に落ちていたと思います。吉田先生の授業では学校でとばされる範囲や私立向けの問題を教えてくださるので、とても役に立ちました。
あと私はその3週間にできるだけ多くの過去問を解きました。私立の問題は似たようなものが出るので、過去問をやりこんでおくことは非常に大切です。
・二次試験について
私は奈良女子大学の赤本を9月に買いましたが、9月には2年分の問題だけを解いて、残りはセンターが終わってから解きました。9月に少し過去問を解いたのは、問題の傾向と、自分の苦手分野を調べるためです。奈良女は毎年、和文英訳が出題されるのですが、9月時点で私は全く英訳ができていなかったので、自分で参考書を買って本番までの約6ヶ月間みっちり勉強しました。そのおかげで二次試験本番ではほぼ完璧に解答できたと思います。他にも漢字、古文の和歌など苦手なものは早めに対策をしました。第一志望校の試験がどのようなものなのかはできるだけ早く把握しておいた方がいいです。
また記述式の問題は先生に添削してもらうのが良いと思います。添削してもらうと先生からアドバイスをたくさんいただけるし、偏った解答になりません。そして私は試験本番で焦らないために、できるだけ本番に似せた空間、心持ちで過去問を解きました。一回一回の過去問を試験本番と思い緊張感を持って取り組むことで、試験本番では強い精神状態で臨めました。
・さいごに
私は長時間集中することができないので、学校で授業がなくなったセンター後からは午前中は学校、午後からは塾、授業がない日は夕方に家に帰って自分の部屋で勉強していました。ずっと勉強しているとダレが生じてしまいますが、勉強場所を変えることで気分転換になり、集中して勉強ができたと思います。そしてどうしても勉強に集中できない時は、思い切って勉強せずに早く寝たりテレビを見たりしていました。受験は長期戦なので、あまり根を詰めすぎず自分に合った息抜きをしながら頑張ってください!皆さんの第一志望合格を願っています!
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<4>関口諒亮くん(文学部 英文学科)
はじめに
皆さんこんにちは。高校3年生のとき、某予備校で吉田先生に世界史を習った関口諒亮です。このたびは何とか大学に受かることができ、合格体験記を書くことになりました。受験生の時に、吉田先生が教えられた先輩たちの合格体験記をいくつも読み、僕も合格したら書きたいなと思っていたのですが、実際書くことになり、とてもうれしいです。この体験記では、同志社対策などの具体的な勉強法も書きますが、勉強全般に通用する考え方、勉強法なども書きます。僕は、現役生、文系、私大専願、世界史選択なのですが、日本史選択の人や、国公立志望の人、浪人生などいろいろな人に役立つことを書きたいとおもいますので、よろしくお願いします。
- 受験までの出来事
僕ははじめ、神戸大の国際文化学部を志望していましたが、無理かなって思ったので、同じ国際系の学部がある金沢大学に志望をかえようかとおもいました。でも、金沢に落とすよりは、同志社のグローバル地域文化学部や、立命館の国際関係学部に行くほうがいいと思い、吉田先生に相談したところ、先生もそのほうがいいとおっしゃいました。吉田先生とは別の担任の先生に相談すると、選択肢が狭まるのはよくないので、金沢と同志社を両方合格すればよいのではないか言われましたが、絶対にそんな勉強は無理だと思ったので、私立専願にしました。これが、11月のころです。僕の場合は、私立専願にするのが遅い特殊なパターンなので、皆さんは夏休みには国公立か、私大専願かを決めてほしいと思います。私大専願にするメリットは、まず勉強する教科の数が減り、1教科に時間をかけられることだと思います。数学が苦手だけど、英語はできるという人ならとても有利だと思います。また、私大は国公立とは問題形式が違い、多くが選択問題ですので、対策が立てやすく、成績をあげやすいという利点もあります。間違えないのでほしいのですが、国公立がよくないとは一言も言っていません。どの大学も素晴らしいと思うので、自分がやりたいことができる大学を選んでください。でも、特にこの国公立に行きたい!と思っているわけではなく、大学に迷っている人は私立専願にすることも考えてみてください。
ここからは僕の本番での成績を書きたいと思います。センター利用は使っていませんがセンターは受けましたので、一応書いておきます。英語:174、リスニング:44、
国語:適当に解きました。ごめんなさい。世界史:72。センターの点数について反省したいと思いますが、私大専願にしたので、センター英語の問題は本番に久しぶりに解いたのですが、結構いい点数をとれました。リスニングは勉強をしていないのに過去最高の44点が取れました。世界史についてですが、僕は世界史が苦手でした。夏休みの全統マークでも43点しか取れませんでしたが、苦手なりに吉田先生のノートを覚え続け、本番では72点をとれたのでうれしかったです。
僕は立命を3回受けましたが3回とも落ちました。同志社はグローバル地域文化学部のアジア・太平洋コースを2回と、はじめは行くつもりはなかったものの、2回ではもったいないからと、急きょ追加した文学部の英文学科を受けました。同志社は成績が返ってくるので書きます。
・全学部日程:グローバル地域文化学部 アジア・太平洋コース
英語:120、国語:116、世界史:67、総:303、最低:367 不合格
・個別日程:文学部英文学科
英語:178、国語:100、世界史:76、総:354、最低:341 合格
・個別日程:グローバル地域文化学部 アジア・太平洋コース
英語:167、国語:106、世界史:60、総:333、最低:355 不合格
まず、僕の敗因ですが、単に勉強時間が足らなかったからだと思います。9月ころからやるときはやるのですが、集中できない時が続いたり、直前期でもそういうときがあったのでこれが敗因だと思います。あと、直前期の過去問のやりこみが足りなかったと思います。やる気が出ない時の対策はいろいろあると思います。やる気が出なくても、気持ちを奮い立たせえてとりあえずやり続けるということが重要かと思いますが、あとは皆さん自身で考えてみてください。やる気が出ないことの理由の一つに、どう勉強したらいいかがわからないということがあると思いますが、そういう人は、この体験記に書いてある勉強法は100%信じてもらって大丈夫です。他の参考書なんか、いりません。これだけでいいので、1歩を踏み出しましょう。
2.受験勉強に対するいろいろな考え方
ここでは、受験勉強においてどの教科にも通用する大切な考え方を書いていきます。はじめに言っておきますが、ここに書いてあることは僕が受験生時代に実行していたことばかりではありません。むしろ、受験後にあらためて考えたこと、チューターとして生徒と話をして気づいたこと、本番の試験中におもったこと(笑)などのほうが多いですので予め言っておきます。
・問題が解けるとは?
問題が解けるとはどういうことなのでしょうか。これは、暗記が中心である世界史、日本史よりは、数学や現代文で考えてもらったほうがわかりやすいかもしれませんが、知識と考え方があって正解にたどり着くわけです。下の図のような感じです。
正解 |
知識と考え方
なので、正解にたどり着くまでの知識、考え方を習得すれば問題は解けるのです。逆にいうと、知識と考え方をしっかり確認しない勉強は、問題が解けるようにならないのでやめるべきなのです。たとえば、正解、不正解ばかり気にして答え合わせだけで満足して、解説を全然読まない勉強とか、適当で粗い勉強なのに量だけたくさんやって、やった気になる勉強です。言われてみれば当たり前のことですが、こういう勉強をしてしまっている人は結構いるんじゃないでしょうか。みなさんは、問題を解いたら、正解にたどりつくまでの知識と考え方をしっかり確認する(解説をしっかり読む)勉強を心掛けてください。
・基礎を大切にする。
「基礎を大切にしましょう」というのは良く聞く話ですが、なぜ基礎が大切なのかについて書きます。まず単純に言えば、より難しい、高度な知識を理解し、身につけるためには、それのベースになっているものを身につけていなければならないからです。下のように知識はピラミッド型になっていると考えてもらえるとわかりやすいと思います。
←難しい
←そこそこ難しい
←標準レベル
←基礎
←基礎の基礎
あるレベルの知識を身につけようとすれば、それの下にある知識が完璧になっていないと、いくら積んでも積んでも、崩れてしまうだけです。たとえば数学では、センター試験の問題や入試レベルの問題に目がいきがちですが、それらが解けるためには、基礎レベルの知識、すなわち、教科書レベルの基本問題や公式が完璧になっていないといけないわけです。それぞれの教科で基礎が何に当たるのかについては科目別勉強法のところで書こうと思います。また他の理由ですが、1つの入試問題には基礎、標準レベルの問題から、難しくて解けなくてもよいレベルの問題まであります。ここで考えてほしいのですが、基礎、標準レベルの問題を完璧に正解したが、難しいレベルの問題が分からず100点中60点だった人と、基礎が固まっておらず正解できたはずの問題も落としたが、難しい問題にたまたま正解して60点取った人とで、どちらが正しい点の取り方、レベルの高い受験生だと言えるでしょうか。あきらかに前者です。入試は満点を取る必要はなく、合格点を超えればよいのです。国公立の記述問題なら、部分点というものもあります。同じ点をとるなら、前者のような点の取り方をしましょう。基礎を固めると高得点をより効率よくとりに行けるという利点もあるのです。
・復習、反復する。
これは、問題集や参考書の使い方についてなのですが、1周だけでは終わらず、絶対2周以上しましょう。僕はこれが受験生の時にあまり出来ていなかったので後悔しています。理由は単純で、1周では、絶対内容が身に付かず、覚えることもできないからです。やった気になるだけです。もちろん、1周目もしっかり考えて解いてほしいのですが、1周目にできるかどうかより、2周目以降に1周目で学んだ知識や考え方を思い出しながら解くことのほうが重要だと思います。反復をするとだんだん解けるようになってきます。そのようにして得た成功体験というか、達成感が勉強するうえで重要だと思います。また授業の復習もしてください。授業でやった問題も問題集と同じように、しっかり復習をし、何回もやり直してください。復習をしない授業ははっきりいって、というかはっきりいわなくても無駄です。復習をしてわからないところは質問する、これではじめて授業を受けた価値が出てくると思います。
・過去問について
吉田先生がいつもおっしゃる事ですが、過去問研究はとても大事です。遅くても夏休みにはセンターや、志望大学の問題を最低2年分は解きましょう。吉田先生が京大卒のお笑い芸人の宇治原さんについての話をされたのですが、宇治原さんは受験生の時、京大の過去問を解いてみたそうですが、全然わからなかったそうです。でも宇治原さんは解説をみながら最後まで解いてみたそうです。これはとても重要なことだと思います。過去問を何となく「難しそうやな~」とか言ってるようでは、いつまでもできるようになりません。過去問がどんなものか知らないのは論外です。今は解けなくてもよいので、制限時間は何分か、どんな形式の問題なのか、その問題に対して自分はどれだけ出来るのかなどをはっきりと把握しましょう。過去問をやるのと、やらないのでは全然違います。過去問をやってみると、なんとなくでもこれからこういう勉強をしていけばいいかというのがわかります。なぜ今勉強しているかというと、センターや志望大学の問題が解けるようになるためです。最終目標を確認せずに適当にぼんやりと勉強することがどれだけ危険なのかを分かってください。また、直前期の過去問演習ですが、厳密に時間を計ってやりましょう。たとえば、「あと1分あったら解けた」というのは受験本番では通用しません。制限時間がきたら、その瞬間で終わりなのです。僕は、あと1分あったら解けるなどというあいまいな過去問演習をしたため、本番で解けるはずの問題も解くことができず非常に後悔しました。できるだけあいまいさを排し、確実・精密な勉強を心がけてください。
・模試について
模試についてですが、判定はどうでもよいです。何点取れるかより復習が大事だと思います。センター模試はセンターを、記述模試は国公立の標準的な問題を想定して作ってあるのだと思います。なので、私大専願の人が最も模試の判定があてにならない人なのではないかと個人的には思います。だいたい、模試なんか全部真剣に解いているわけではないでしょう。当てずっぽうで回答した問題も結構あるんではないでしょうか。適当に解いてたまたま当たった問題で、判定の境界を越してEからDになったとかいって喜ぶのがどれだけ危険なことだか分りますか。判定が悪くても気にせず、判定が良くても絶対油断せず、ただやるべきことをやり続けてください。
・学校の授業について
学校の授業ですが、その授業を理解でき、復習のしがいがある授業をしてくれるなら聞けばいいと思います。僕の習った先生は大半がそうではなく、あまり説明をせずに適当に答えだけを言ったりする人とかが多かったので9月以降はほぼ聞かなくなってしまいました。授業を聞いていた時でも、理解していないのに、適当に黒板を写して勉強をした気になっていただけだと思うので、僕にとってはこれでよかったと思います。他の人は聞いている人が多かったですが、その人たちも予習をしていなかったり、寝たり、理解できないと言っている人が結構いて、それならば自分で決めた勉強をしたほうがいいのではないのかとも思ってしまいます。
◎まとめ
今まで、受験勉強をするうえで大切なことを書いてきましたが、これはかなり考えて、誰にでも使ってもらえるように書いています。なので皆さんは自分を客観的に振り返って、自分がどういう勉強をしているのかを確認して、できていないことがあればぜひやってみてください。また、上に書いていないことでも自分で気がついたことがあれば、どんどん実行してください。上に書いたように出来るだけあいまいさを排し、確実・精密な勉強をしてください。しかし、人によってよりよい勉強に早く気付く人もいれば、なかなか気づかない人もいると思います。よりよい勉強というのは最初からわかるものではありません。やっているうちによりよい取り組み方がわかってくるものです。なので、結局、最も合格する可能性が高くなる勉強とは、確実・精密な勉強ができるように心がけるが、そればっかり考えて立ち止まるのではなく、1秒たりとも無駄にせずとにかく勉強をし続けることだと思います。
3.科目別勉強法
ここからは科目別の勉強法を書いていきます。誰にでも通用するような勉強法を書いたつもりです。よく受験体験記というと使った参考書とかがいっぱい書かれていたりしますが、そんなのを書いても逆に読む側は混乱したり、勉強計画が狂うだけですのであまり書きません。でも僕が太字にしたものはぜひ使ってほしいものなのでよろしくお願いします。
・英語
得意教科ですので、信ぴょう性は高いと思います(笑)。英語ですが、長文が読めるようになる事が、受験勉強の中心になります。国公立や私大はほぼ読解問題ですし、センターも文法問題や、発音・アクセントはありますが、読解問題が点数の大部分です。しかも、長文が読めるようになるために文法を勉強しますが、それで文法問題もできるようになります。長文がどうやったら読めるようになるかというとずばりこんな感じです。
1単語・熟語 2短文解釈 3長文演習・読み慣れ
文法
まず、①単語・熟語ですが、英文というのは単語が並べられて作られているわけです。なので単語・熟語の意味がわからなければ何もわかりません。単語は標準レベルの単語帳を1冊仕上げてください。ターゲット1900や、システム英単語などです。単語の覚え方についてですが、これは自分なりに考えてみてください。が、注意点がいくつかあります。まず、単語はそれを見て0.1秒で日本語の意味が分かって初めて覚えたといえます。単語テストで、10秒考えて思い出せた単語は覚えたとは言いません。また、1日に10個とかいうケチくさい覚え方はしないでください。単語は、1日100個以上は確認してください。なぜなら、1回見ただけでは絶対忘れるので、1日10個で覚えているといつまでたっても覚わらないからです。どう取り組めばいいかというと、ターゲットならたとえば、1日200個ときめて800までを4日で1周すると決めます。いっきに1900までやろうとすると大変なので、1から800、800から1500、1500から1900などと分けてやればいいと思います。4日で1周なのでそれで20日から1か月かけて5~6周すれば覚えられると思います。単語はすべての基礎なので出来るだけ早く終わらせてください。1度覚わったあともずっと確認し続けてください。熟語と文法ですが、これはヴィンテージや、ネクステ、アップグレードなど何でもいいですので、いわゆる文法語法の問題集を何周もしてください。問題集をやろうとしても全然わからない人は問題以前に、文法の復習をやる必要があります。何でやるかというと、塾のグラマーの授業の復習や、文法書です。文法書とはチャートとかの事ですが、チャートはあまり分かり易くないと思いますので、買うならフォレストがいいと思います。どこの本屋にもあります。フォレストを読んでからその単元の文法語法の問題集をやるという感じです。
次に②短文解釈ですが、これは何かというと、1文1文を正確に構造分析できるようになるための勉強(具体的に言うと和訳)です。これをやらずに長文をいきなり読もうとしても全然読めません。なので予備校の人は、予備校でやる和訳問題を2月の分から復習してください。でも構造分析ができ、和訳ができるところで止めてはいけません。それのあとで音読をしてください。ぼそぼそ声でもいいのでとにかく声を出しましょう。音読といっても、適当に読むのではなく意味を考えながらよんでください。音読は前から強制的に読んでいくので、構造分析ができたうえで音読をすると前からすらすら読めるようになっていきます。音読は1つの文章につき10回はしましょう。やりたい人は20回、30回やってもいいです。あと、出てきた知らない単語は専門用語以外は全部覚えてください。これについての注意ですが、僕は出てきた知らない単語をノートにまとめたものの、それだけで満足してあまり見返していませんでした。まとめても見なければただの無駄ですので、何回も見返してしっかり覚えましょう。
③最後に長文演習・読み慣れですが、これは何でやってもいいと思います。もちろん志望校の過去問でもいいし、問題集をやるなら河合塾のやっておきたい英語長文です。自分のレベルにあったものをやってください。同志社なら700までをやればいいと思います。僕は500と700をやりました。問題集や過去問の長文をやるときも解き終えたら、和訳と照らし合わせながら文構造を確認した後で、音読を10回はしましょう。文章が長く、難しくなるほど1回確認しただけでは文章は全然身につかないので、長くても音読は必ずやりましょう。1度に音読をする必要はなく、何日かに分けてでいいので10回読みましょう。解釈と一緒で、わからない単語はすべて覚えてください。前の僕もそうでしたが「長文が読めない」と悩んでいる人がいると思います。その人は、単語を覚えていないか、解釈を十分にやっていないか、音読をやっていないかです。単語はしっかり覚え、また②で説明した短文解釈に戻り、音読はしっかりやってください。長文は、読むために変なテクニックは必要ありません。しっかりと、単語・熟語、文法、短文解釈をやったうえで、確実に勉強した長文の数を増やしていけば、誰でも読めるようになります。
最後に英作文について書きたいと思います。同志社では英作文が出ますが、これは特別に参考書はやらなくても対応できます。ある程度の英作は単語・熟語をしっかり覚え、文法をしっかり固めればかけます。同志社は過去問がたくさん手に入りますので、過去問でいくつも練習すればかけるようになると思います。山本先生は竹岡広信の英作文が面白いほどかける本を勧められると思います。この本はとても良い本だとは思うのですが、使い方が重要です。ある程度難しい国公立を目指す人で、読解がある程度できるようになった人が初めて手を付けていいものだと思います。量が多いので、この本にはまって英語の勉強は英作の勉強しかしていない人がいますが、それは絶対やめてください。そもそも、英語の勉強は読解が中心で、英作はあくまでサブというかおまけみたいなものです。あくまで、英語の勉強は上に書いた①、②、③が重要であり、英作はサブだと覚えていてください。
・現代文
これに関しておすすめの参考書は、河合塾の現代文へのアクセスです。現代文に困っている人はぜひやってください。3つにレベル分かれていますが、関関同立なら1、2つ目をやればいいんじゃないでしょうか。なぜいいかというと、変なテクニックがなく、万人受けするとても分かりやすい参考書だからです。あと、河合塾の現代文参考書、問題集のいいところなのですが、どのように本文を読んでいくのかという本文解説がとても詳しいです。ぼくはとても現代文が苦手でしたが、現代文が苦手な人は設問に答える以前に、本文の読み方がわかっていないと思います。方法論がわかっていないのに、演習ばっかりやっても無意味です。当然ですが、解説をしっかり読んでください。同志社の現代文は苦手な僕でもわりと簡単と感じるほどです。センター試験の現代文はとても良い問題であるそうなので、より多くの問題を解きたいときはやってみるといいと思います。ちなみに、僕はアクセスよりも難しい、同じ河合塾の現代文と格闘するという参考書をつかいました。とても分かりやすくて現代文はこう読むのかと衝撃を受けましたが、とても難しいので13問中7問解いたところで終わってしまいました。これは1周すらしていない悪い例なのですが、旧帝大を目指す人で、現代文が得意で、受験までまだ時間がある人は使ってみてもいいかもしれません。
・古文
古文ですが、基礎に当たる、単語帳と文法をしっかり固めましょう。単語帳は僕は、河合塾の315をやりました。文法に関しては、薄めの文法のドリルをやりましょう。僕は河合塾の古典文法基礎ドリルという茶色のやつをやりました。これ以外のことはわかりません。
・漢文
漢文はよくわかりません。
・数学
次に数学ですが、僕の苦手教科でしたし、私立専願にしたため途中で数学の勉強をやめたのであまり詳しくはかけませんが、確実に言えることだけ書きます。数学の基礎とは、教科書傍用問題集レベル、つまり、サクシードとか4プロのことです。苦手な人はまずこの問題集が完璧にできるように何回も繰り返してください。よくチャートをやろうとする人がいます。僕もそうでしたが、チャートを解くのはやめてください。なぜなら、単に量が多すぎて、反復しづらいからです。僕もそうでしたが、欲張っていろいろやろうとする人ほど勉強ができません。チャートは辞書的に使うのがいいと思います。傍用問題集以外は、塾の授業の復習を何回もしましょう。文系なら数学は、京、阪大とか以外はめちゃくちゃできる必要もないと思うので、基礎と授業の復習をがんばりましょう。これ以外は、数学の先生に聞いてみてください。
・世界史
吉田先生のいうことを聞いて、授業ノートをしっかり覚えましょう。過去問研究も当然がんばりましょう。これくらいのことしか言えません。すみません。
・地学基礎、生物基礎
地学は僕は、きめるセンター地学基礎を買いました。地学は、参考書一つと過去問研究でいけるのではないでしょうか。生物については、僕は勉強の仕方がよくわからず夏もあまりせずにほっといてしまったのですが、9月から他の校舎や河合、駿台に行っておられる森田先生のセンター生物基礎の特別講座が始まったため、この講座をとりました。私立専願に変えて途中でやめたのですが、めちゃくちゃわかりやすいすごい先生です。全然勉強をしてなくてもokです。この授業の内容の復習と過去問研究で普通に満点近くはとれるようになるといっておられました。今年はこの講座があるかどうかわからないので、はっきりとは言えませんが、もし今年もあるようなら取ってみてください。ちなみに森田先生が言っておられたのですが、理科基礎は学校の教科書と、過去問研究が重要だそうです。理科基礎の勉強方針が立たない人は、教科書を読むだけでもいいのでやってみてください。それだけでも過去問がかなり解けるようになるはずです。
いろいろ書きましたが、重要なことはいらない参考書には手を出さず、少数の良い教材を徹底的にやることです。なにをやったかではなく、どうやるかが大切なので覚えておいてください。あと各科目のところには書いていませんが、当然ながら全科目過去問をやってください。過去問が解ければいいのです。数学、英語、世界史、日本史は塾の授業を徹底活用してください。
最後になりましたが、みなさんがあこがれの志望校に合格できるように祈っています。僕はチューターとして彦根校に来ていますので、英語の質問したい人や、勉強法がわからない人、計画を一緒に立ててほしい人などがいたら、遠慮なく来てください。本気でサポートしたいと思います。僕は吉田先生に出会ったおかげで、戦略的な、よりよい勉強ができるようになったと思います。みなさんはとてもいい先生に習われているのですから、ぜひ頑張ってください。
<5>加藤雅大くん(立教大学一年) (同志社大、関西学院大合格)
1;はじめに
いきなりですが、私が実際に同志社大学を受験し合格にもっとも必要だと感じたことから伝ようと思います。それは戦略を練ることです。同志社志望という事でしたら吉田先生からもうこの話を聞いているかもしれませんが…
では具体的に戦略とは何なのか?それは自分が入試当日にとる点数を科目毎に設定することです。同志社大学は大体7割前後で受かると言われています(350/500点)。この7割をいかにしてとるかをイメージする必要があります。
私の例で言いますと、私は国語がすごく苦手だったのですが日本史と英語にはそこそこ自信がありました。そこで国語を少し低めに設定し、ほかの2科目でカバーするという組立て方をしました。
(私の例)国語90/150 日本史120/150 英語140/200
少々国語が極端ではありますが…(笑)そして、そのイメージを持って勉強を行い、当日は国語105/150 日本史120/150 英語160/200位で合格しました(この年の合格点も確か全学部ともに7割前後だったと思います)。もう1つ言っておきたいことはしっかりとした基礎学力をつけることです。私が感じたことは関東の大学(MARCHや早慶上)よりも問題にくせがあまりないことでした。その点で同志社は受かりやすい大学だなって思いました。とは言っても、西の私大では一番高い大学なので問題のレベルは高水準にあります。ですので、しっかりとした基礎学力をきちんとつけていく必要があると思います。
2;国語
(現代文) 現代文は本当に苦手だったので良いアドバイスができないのですが同志社の国語は一問の配点がものすごく高いのでいかにミスをしないかが鍵になってくると思います。あと記述も問題は確か20点くらいの配点が割り振られているので当たり前ですが白紙で出してはいけません。そして、完答するには難度がものすごく高いので、しっかりとポイントを見つけて記述していき無理に完答を目指さなくても大丈夫です。勉強法としてはセンターの国語がすごく国語力がつくとかもよく聞いたのでやってみると良いかもしれません。
(古文) 同志社の古文は現代文に比べ比較的に簡単だと思います。文法力・単語力をきちんと身につけ、いろいろな文章を読んでいけば問題ないと思います。そして、最後の記述は文章をきちんと理解できてれば容易に理解できると思うのでわからない時はきちんと読めてないと思うので、そこをきちんと読めているのかどうかの指針にしてみても良いのではないかと思います。
3;日本史
日本史は吉田先生の言う通りに勉強を進めていけば問題ありません。山川出版の教科書を精読しましょう!
4;英語
同志社の英語は文法問題があったり、英作文の記述があったり、和訳があったりと多岐にわたっています。そういった点では総合力が問われていると思います。いろいろな英語に触れて、そしていろいろな問題をこなしていきましょう。自分も苦手だったのですがかなりの数ある選択肢の中から2・3個選ぶ問題はパラグラフリーディングするなどしてみましょう。あと今思い出したのですが同志社の英語は語彙力があれば問題ないと言われました。ですので、単語にしても、熟語にしてもたくさんの語彙力をつけると良いと思います。同志社の英語は問題数が多いので自分なりのやり方を見つけるなどして工夫していくと良いと思います。
5;さいごに
努力をしていれば最後は必ず報われます。勉強は大変で、思い悩むこともあると思いますが自信をもって残りの受験生活をがんばってください。大学生は大変なことも多いですがすごく楽しいですよ(笑)また、疑問等ありましたら、吉田先生を通じてでも良いので気軽に聞いてください。
<6>市川くん(文学部、社会学部合格)
同志社大学に入学するためには、努力と敵(同志社)を知ることにつきます。同志社の問題は全学部が早稲田の様な学部重視の問題ではなく共通で、特定の訓練を受けなくても大丈夫です。そういう意味で吉田先生が頻繁に言っていることですが、同志社の問題はどの大学でも通じる入試標準問題なのです。なので、同志社を仮に受けて、落ちたのならば厳しく言うようですが、入試を受ける基礎が足りないということです。
そして、同志社の問題の一番の特徴は昔から問題形式がほとんど変化しておらず、合格最低点が毎年のように500点満点中の7割ほどとなっていることです(年によっては370点といったこともありますが・・・)。ですから、過去問を遡れば遡るほど敵(同志社)を知り、己を知っていきます。それは、自己採点ができるからです(日本史ならば筆記は3点、記号は2点といった感じで)。ですから、過去問を解いたら必ず自己採点をして、英語・国語・日本史の合計点をだして何が足りないのか常に考えて、戦略を考えてください。この情報を知って本番に迎えるのと、知らないで迎えるのでは全然違いますし、夏休みや冬休み、センター後の勉強に大きく響きます。
同志社科目別アドバイス
- 英語について
同志社の英語は入学試験を4日くらい受ければ2日くらいは7割を軽く越します(笑)。何が毎年出題されているとかは赤本を見てください。本気の第一または準第一希望なら自分でそれぐらいはして当り前です。まず、私が使用していた教材は単語王、単語王フラッシュカード、Z会解体英語構文、桐原1100、Z会英語のEF1(国立志望対応)を使用していました。熟語はターゲット(確か会話の別冊があった気がします)がいいと思います。まず、最低限単語王、単語王フラッシュカードは使用してください。持っていない人で同志社、同志社以上の私立大学と国公立を受けようなんて話になりません。買ってください。同志社の同義語問題で痛い目みます。私は夏休み前に1周して、1年で5周はしました。単語はどんなやり方でもいいので毎日行ってください。また、私は夏休み前にZ会解体英語構文と桐原1100を2周しました。これで、英語の基本は固められます。そして重要な長文に関しては、私はZ会の添削問題にまかせていました。Z会では会話・英作文・和訳・長文をまとめて演習できます。ですから、長文の教材は何が良いとかはよくわからないので英語の先生とかに聞いて下さい(笑)。続いて夏休みですが、これはもう夏休み前の復習と単語と自分のレベルに合った長文または少しハイレベルな長文を、そして過去問を1から2年解いて自分の位置を知ってください。冬休み、センター後はひたすら単語と赤本、構文、といった基本を徹底的にしてください。あと、赤本を解く時には試験時間からだいたい10から15分早めに解き終わるように訓練してください。
- 国語について
国語は正直にいうと簡単です。センターより簡単です。満点あるいは140以上はとれます。使用していた教材はZ会のLF(国立志望対応)とマドンナの古語単語、現代文キーワードくらいです。現代文キーワードは必ず読んだ方がいいと思います。内容は読んだらわかります(笑)。Z会のLFもこれもまた現代文・古文・漢文がそろっているのでセンター対策にもなります。そして同志社のお家芸でもある40字あるいは50字の論述問題ですが、この対策は最初の頃はキツイかもしれませんが、現代文に関しては使用している現代文の問題を200字で要約して必ず添削してもらうことです。これにつきます。この要約という方法は現代文の核となる内容を読み取る能力、表現力を身につけるにもってこいです。12月、1月頃になると赤本の問題が簡単に見えてきますよ(笑)またこの作者同じこと言っているなぁと感じますよ(笑)ただし、同志社の現代文の問題の文自体は長いので集中力を切らした方が落ちます。国語は差がつきにくいので、要約といった他の受験者より一歩進んだ勉強法、集中力を切らさない工夫が大切です。また要約という方法を実行する場合、必ず最後までやり切ってください。途中で投げ出すくらいならしないほうがいいです。古文に関しては、普通に授業を出て、問題を解き、古語単語を覚えていれば大丈夫です。論述も難しくないので・・・
- 日本史について
同志社の日本史は本当に全体から出題してくるので、得意じゃない分野が出題されると・・・・となったり得意分野がでるとウハウハになったりと一番点数にムラがでると思います(私の経験なので偏見がありますが・・・)。ムラといっても100点は切ったら危険だ!得意ではない分野が出題されても常に100点台にのせる!ということを念頭においておくのが大事です。使用していた教材は山川の教科書と三省堂の教科書、山川の用語集、史料集(出版は先生に聞いた方がいいと思います)、Z会のJF(国立志望対応)、日本史100題くらいです。三省堂の教科書は・・・同志社は必要ないと思います。興味のある人は吉田先生に聞いてください(笑)。同志社は記述重視なので教科書を徹底的に読む、本当に徹底的に読んでください。私は1年で5から6周は読んだ気がします。徹底的というのは隅から隅です。この意味がわからなかったら吉田先生に聞いてください。あるいは赤本を解いて実感するのが一番かもしれません。「からかぬちべ」とか「くがかつなん」とかすぐに書けますか??(笑)こんな感じです。私の場合は受験の構造上、特に近現代の経済や軍部、思想などに強かったので大丈夫でしたが、受験生が苦手とするこの分野も割とでるので吉田先生の授業をしっかり聞いて下さい。吉田先生の近現代はすごいですよ(笑)。文化も全時代出題されますが私は本当にそっちのけだったので吉田先生に頼っていました。日本史は単語・用語を覚えて、Aと聞かれたらBと答えるだけの1問1答ではなく、Aと聞かれたBと答え、他に周辺関連事項としてCやDやEがある!という様に関連事項を常に持たせるのが1番良い方法なのですが・・意外と難しいです。そこで吉田先生の本領が発揮されます(笑)。直に体験してください。なので、勉強方法は教科書の読み込みと100題を軸に足りない部分を吉田先生で補う、あるいは発展させていく形が合格する近道です。
センターアドバイス
- 英語
言う必要はないと思いますが、センター英語は時間との勝負です。センター演習するときはマークする時間も含めて10分前に終わらせるくらいの速読・速解してください。ここのところ連続して傾向が変わっていますが、たぶん新課程から3から4年ほどたったので、今年から落ち着くとは思います(私の考えの話ですので鵜呑みは決してしないでください)。注意すべきはやはり第3問です。配点も高く回答もなかなかできません。ですから、第3問になるべく時間がかけるようにしてください。対策はひたすら演習するしかありません。頑張ってください。次に注意すべきところは第6問でしょうか。ここ最近、小説から論説じみたものに変化していますが、また小説に戻る可能性があります。ですから両方の問題を解いて損はありません。第6問の論説が苦手だなぁと思う人は近畿大学と京都産業大学で語彙数・量・問題数がそっくりな問題が確かあった気がしたので、そっちの赤本で演習してみるのもいいかもしれません(確かなので・・無かったらすみません)。文法、発音、会話は単語王と桐原で十分なので言うことはありません。リスニングは教材を買って解いてください。とにかく英語は常に高い目標をもって勉強してください。あと自分に合った解く順番を作るのも大切です。
- 国語
国語も英語と同様です。現代文キーワードを読んで、要約をしていれば第1問は試験当日に神が舞い降りるかもしれません(笑)。まぁ演習するのは当然ですが・・・第2問はもうひたすら演習するしかありません。意味を答えさせる問題は3問中2問正解していれば十分です。知らないものが出たら勘で解いて下さい(笑)。第3問は同志社の第2問とあまり変わりません。第4問の漢文は受験しない人もいるかもしれませんが、これも演習と文法あるのみです。漢文中で「人間」や「百姓」の読み方や意味が今の時点でわからない人は危ないです。用語と意味の勉強も欠かさず行ってください。英語と同様に解答する順番と時間配分を自分なりに組み立ててください。
- 日本史
日本史は同志社の勉強と吉田先生の授業を受けていれば大丈夫です。なので、センター日本史はあまり言うことはありません。
- 数学や現代社会など・・・
私立志望の人でも私が思うところはⅠ・Aと現代社会や倫理等・・・などは頑張って欲しいなとは思います。無理はしなくていいです。ただ、数学を使っての4教科出願は大きな武器になるとだけ言っておきます。何度も言うようですが受験しろと言っているわけではないので・・・・ただ現代社会や倫理などは極力受験した方がいいとは思います。これも無理に受験する必要はありませんが・・・私は現代社会だったので一応書いておきます。私は中日新聞の社説を毎日必ず読んで、朝日キーワード(毎年出版されています)を読んで、演習の形をとっていました。それだけです。ただ社説と朝日キーワードは受験にかかわらず読んだほうがいいと思います。大学に入ればわかります。
- センター出願
センター出願は第1志望の大学・学部で決められたら言うことはありませんが、もし仮に失敗しても出願は出せる大学があったら必ずしてください。愛知県民や名古屋市在住の人たち、通学圏内の県外の人たちなどは中京や愛知大学がいいと思います。理由は・・・・まぁいずれわかりますよ。私は愛大を出願しました。愛大はすごいですよ(笑)。また、センター出願は戦略次第で意外な大学が受かることがあります。河合塾が出版している栄冠目指しての本を必ず手に入れて戦略を練りに練ってください。とことん練ってください。そして必ず出願してください。
勉強・受験に取り組む際の注意
受験勉強は長くて短いものです。そして人間である以上必ず怠け、ダレが生じます。そんな時はもう割り切って遊ぶというのも手です。また、模試を申し込んで目標を掲げて挑む準備をするなど、工夫してください。模試はなるべくいろいろなところを申し込んで、自分が在籍している予備校以外の場所で受験した方がいいです。私はそうしていました。秋からは勉強も単調に感じられてしまいますが、このように工夫次第でどうにでもなります。先生と話すだけでも全然違います。頑張ってください。受験に関してですが、同志社を本気の第1志望にしているなら4日以上は受験して欲しいです。サークルの子の中には6日間受験した子もいました。本気の人はそれぐらいしています。また、みんな同じことを言って面白かったのが、同志社は最低3日受ければ1日は受かると言っています。本当にその通りです。僕も4戦中2勝2敗なので(笑)。あと、大学は実際に見に行った方がいいです。今出川と京田辺の両校舎は見てから受験はして欲しいです。モチベーションが上がります。
最後に・・・
今までに長々と書いてきましたが、ここに書いてあることは同志社を第1志望にしている人にむけて書いています。これだけは注意して下さい。とにかく同志社は努力と過去問演習で受かる大学です。頑張ってください。そして、勉強や大学に入学することより大切なことがあります。それは自分には勉強できる環境があり、ご飯が食べられて、そして何よりも大学を受験して大学に行けるというありがたみを常に意識して欲しいことです。仕方ないから大学に行くなんて思うことははやめて下さい。大学に行けない人や勉強したくてもできない人に対して失礼です。そして家族・先生・友人たちに支えられていることを忘れないでください。特に家族との時間は大切にして欲しいです。長々と書きましたが、私はかなり苦労してようやく大学に入ることができた身なので、これを読んだ人には私みたいにならないようにという願いもこめてこのような長い文になってしまいました。受験勉強は本当に辛いですが、合格という文字を見た時の喜びははかり知れません。本当に頑張ってください。応援しています。
<7>川村 悠太くん(同志社大学グローバル地域文化学部アメリカコース合格)
1.はじめに
僕は今年の4月に晴れて?大学生になりました。僕の第一志望は大阪大学外国語学部でしたが夢かなわず現在は同志社大学に通っています。そこで落ちた立場から僕なりに阪大外国語学部と合格するための同志社の対策についてまとめてみようと思います。稚拙ですが少しでも参考になれば幸いです。
2.阪大外国語学部
1)英語
阪大の英語は一朝一夕には点数が伸びません。まずなによりも文法と単語のマスターは不可欠です。単語帳は暇さえあればむさぼり読んでください。笑 今はセンター対策で手一杯だと思います。センター試験にも単語力は必須ですから最後の最後まで単語帳は手放さないでください。僕はセンター一週間前、単語帳すら見ずに臨んだために模試で9割余裕だった英語が本番では8割に届きませんでした。いくら得意科目といっても油断は禁物です。あとは長文読解です。長い文章をできるだけ短い時間で、しかも精読を求められます。日ごろから長文の精読を心がけてください。早く読むのが苦手な人は一定量の英文を毎日時間を計って精読してください。力読みはだめです。分からなかったらそこでとまり分かるまで精読です。毎日続ければ必ず長文を読むスピードと精度があがります。また、長文を読む上で重要になるのが知識です。阪大くらいのレベルになると背景知識があったほうが断然解きやすいです。そこでおすすめするのがリンガメタリカという単語帳です。速単の最上級版です。単語を暗記する必要はないので内容を知識として頭に入れると良いと思います。また阪大外語の特徴は自由作文とリスニングです。自由作文に関しては二次の勉強のときにいくつかテンプレートを作ってどのお題がきてもうまく帰結できるようにしておくといいです。リスニング、こればっかりは本当に積み重ねです。阪大外語を受けるならセンターリスニングは9割以上とれて当たり前です。というか取れないと勝負にならないと思います。朝20分、夕方20分を毎日繰り返してください。内容はディクテーションです。本文のスクリプトを何も見ずにCDについて言えるようになればその章はおわりです。おすすめのテキストは究極のリスニング(アルク)や、また朝日出版が出しているCNNリスニングという雑誌がおすすめです。とにかくリスニングは1日サボれば1週間後退すると思ったほうが良いです。あ、あと本番の話(二次)ですが、僕が受けた部屋は広くて音声が拡散して聞き取りにくかったです。こういう情報もあったほうが本番に動揺しないと思うので参考程度に載せときますね。もう1つ、後期の話です。後期対策はひたすら英語です。英語にすべてをかけてください。過去問だけだと足りないので東京外大の問題なども解くと良いでしょう。解いて出てきた単語も書き出して覚えてください。また後期のリスニングはCDがないので僕は高校のネイティヴの先生に読んでもらっていました。
2)国語
阪大国語の特徴は現代文の記述量の多さです。しかも前の年まで最大の記述量が200文字だったのが今年は400文字(300文字だったかな?)と圧倒的に増えました。動揺した僕はぜんぜん書けませんでした。200文字の記述対策はしていたのですが本番に解答用紙を見てすっかり萎縮してしまいました。でも、今考えると分量は変わっても解くうえでの基本的なスタイルは変わらないと思います。阪大国語は哲学・思想系の文章が多いので筆者が言わんとしていることを的確に読み取り、字数以内にまとめる力が必要です。なので、対策としては本文要約で筆者の一番言いたい核をつかむ練習をすると良いと思います。古文は単語、文法の基礎を固めたうえで和歌に関する知識を入れておいたほうが良いと思います。掛詞や縁語などは問われることがあるので要注意です。
3)世界史
阪大の世界史に関しては…。僕から言う必要がないと思うんですが。笑 だって吉田大先生に習っているじゃないですか!でも、僕から言えることがあるとすれば吉田先生についていって間違いはないです。夏休みの模試は45点でした。でもそこから吉田ノートを活用してタテとヨコの流れを意識するようになって点数は伸びていきました。センター後の二次対策も吉田大先生に任せて大丈夫です。吉田大先生の予想問題はすごいですよ。笑 今年も当ててくれました。おかげで僕はセンター94点、二次75点という高得点を取ることができました。繰り返します。吉田大先生についていって間違いないです!
3.同志社
1)英語
同志社の英語は端的にいって、語彙力と精読力があれば問題ないです。それに加えて正誤問題もありますし、総合的に力が必要だと思います。対策としては自分が受ける学部に関わらず、多くの学部の過去問を解くと良いと思います。そこで出てきた熟語や単語は片っ端から覚えてください。その後の阪大にも役立ちますし。あと過去問を解くときには10~15分ほど時間を実際より短くして解くようにしていました。本番でペース配分が狂ったときのための調節の時間です。そのほうがこころのゆとりももてますよ。しんどいかもしれませんが最初からそうしておけば逆に本番は時間が伸びた!って思って解けると思いますし僕はそうでしたよ。
2)国語
同志社の国語はさほど難易度は高くないと思いますが一問あたりの配点が非常に高いのでケアレスミスが命取りです。しっかり文章を読んで、記述でできるだけ高い点数をもらえるように練習を重ねることが大切です。国語も他学部の過去問を解いて演習量を増やすと良いでしょう。古文もさほど難しくないので単語と文法の基礎固めと過去問演習で十分だと思います。あ、僕は源氏物語をより理解するために友達から漫画を借りて読んでいましたよ。そういう勉強も夏休み前後ならありだと思います。
3)世界史
同志社の世界史は比較的簡単ですが、当たり外れがあります。ですから自分の受けたい学部を個別、全学部で受けるなど複数回受験したほうが同志社は良いと思います。それに、同志社は日本史や数学が難しいので得点調整が行われます。下手すると世界史の点数が自己採点より20点近く下ということもあります。対策は吉田ノートの私立用単語を流れの中でインプットすることと、直前の同志社対策講座があるのなら受講をお勧めします。もちろん、吉田大先生についていて大丈夫です!
4.最後に
最後に、いかに一点が大切かということを分かってほしいので、僕の二次試験の点数をお教えしたいと思います。落ちた人間なのでどうぞ笑ってください。笑
*前期(ポルトガル語) :センター試験成績 108.99点
個別学力検査(二次) 国語 55点
世界史 75点
英語 153点
結果:28位/84人 (合格者25人)
*後期(ビルマ語) :センター試験成績 190.49点
個別学力検査(二次) 英語 95点
結果8位/26人 (合格者6人)
受験の神様は細部に宿ります。最後の最後まで諦めずにやり抜いてください。きっとその後には受験よりももっと大きなものが待っています。皆さんの健闘をお祈りしています。
P.S. 僕の通っている 同志社大学グローバル地域文化学部もすごくいいところですよー笑 創設2年目なので歴史は浅いですが興味をそそるものが多いですよ!留学生も多いですし。興味があって詳しく話が聞いてみたい、という方は吉田先生に相談してみてくださいね♪
<8>中西 美波さん(社会学部合格)(立命館大産業社会学部・映像学部合格)
はじめに、私は高校の頃めちゃくちゃ成績が悪かったです(笑)定期試験の順位はいつも後ろから数えた方が断然早かったですし、校外模試の判定は、同志社は最後の最後までずっとE判定でした。そんな私ですが、今年無事大学生になることができ、こうして合格レポートを書かせていただけることになりました。学力にある程度の自身のある人や入試が近づくにつれて少しずつゴールの見えてきた人には役に立たない内容かもしれませんが、せめて去年の私のようにこの時期に入っても目標の成績に未だ届かず苦心している人には励みになるようなレポートになればと思います。
1.国語
同志社の現代文はいわゆる難関私立と言われる大学の割にはかなり易しいものだと思います。いやらしい引っ掛け問題があった印象はありません。こちらが「え?」と思ってしまうくらい単純な問題もあります。日頃からセンターの問題や他の私立大学の問題などでも構わないので「長文を読む習慣」さえつけておけば特に問題なく読んでいけると思います。問題も焦らず落ち着いて読めば正しい答えが導けますよ、大丈夫です。ただ、一つだけ注意しなければならないのが、問題数が異常に少ないのでその分配点が恐ろしく高いということです。いくら問題が易しいからといってしっかりと見直しもせずに終わらせてしまうと、もしもミスがあったときひどい目にあいます。これは全教科に言えることですが、一通り終わったら見直しは何度も行ってくださいね。現代文は最後に短い記述問題があります。要約しなさいという問題は短すぎると逆に書きづらいですよね。しかしここの配点がかなり高いのでここは部分点だけでも取れるようになっておきたいです。絶対とは言えませんが普段から長文を要約する練習をしておけば対応できると思います。添削は学校や塾の先生にお願いすると良いでしょう。私もそうしました。
同志社は古文も易しい方だと思います。あまり難しい単語は出ません。「マドンナ古文単語230」でも十分対応できると私は思います。マドンナは個人的には覚えやすい単語帳だと思っているのでオススメです。今(秋)からやってもまだ間に合います。ただ、黒本や赤本を解いているときに見たことない単語が出てきたら、それはその都度しっかり覚えるようにしてください。どこで何が出てくるかなんて誰にも分かりません。でも、「一度どこかで見たことあるのに思い出せない!」なんてことだけにはなってほしくありません。一番辛い後悔の仕方ですよね。
よく聞く話かもしれませんが、私も自分の間違えた問題だけを集めたノートを作成していました。国語の場合は間違えた漢字、慣用句、古文単語などをひたすら書き込んでそれに毎日目を通すのが日課でした。当日試験会場にも持って行って最後の最後まで勉強に使っていました。「たまに」ではなく「毎日」というのがポイントです。10分でもいいので継続して行うことが最終的な暗記に繋がります。間違えた問題への対策が未だないという場合は是非やってみてください。
2.英語
私は3教科の中で英語が特に苦手でした。さらに同志社の英語は難しいと言われているので一番苦労しました。学校で小テストがしばしばあったにも関わらず文法や語法がほとんど覚えられていなかったのでスタート位置は周りよりもかなり後ろだったと思います。英語については、赤本を使って長文の読み取りの練習とそこに出てきたまだ覚えられていないイディオムと単語の復習をずっと繰り返していました(先ほど国語のときにお話した間違いノートの英語版をつくりました)。並行して「Vintage」と「ターゲット1800」も見ていました。効率の良い勉強はできなかったので勉強の仕方についてはアドバイスできませんが、代わりに勉強の姿勢について話します。聞き飽きていることかもしれませんが、それは「あきらめない」ということです。あなたはこれから受験までの3〜4か月の間に「全然頭に入らない、もうだめかもしれない」という気持ちと「いやまだこれからだ!」という気持ちの間を何度も行き来するかと思います。周りと自分を比べてしまって気持ちが落ち込んだりもするでしょう。でも、一通り受験を終えた私からすると、そんなことは考えるだけ無駄です。あなたの結果がだめかどうかを決めるのは学校の先生でも塾の先生でも友達でも、ましてやあなた自身でもありません。それに結果が出るのは今日でも明日でもなく試験を受けた後です。あなたを受からせるか落とすか決めるのは大学側です。過去のデータからすると今のあなたはまだ目標の学力には達していないかもしれません。でも受験前日のあなたは?どうなっているかはまだ分かりませんよね。それにあなたが受ける年度の入試の合格最低点が必ずしも去年までと一緒とは限りません。次はもしかしたら10点も20点も下がるかもしれません。ちなみに私の受けた年は、私の受けた学科の合格最低点が例年より15点近く下でした。これがなかったら落ちていたかもしれません。こんなこと書くべきではないのだと思いますが、正直「最後は運だなあ」と思いました。何が起こるかなんて最後まで分かりません。良い方に傾くかもしれませんし、悪い方に傾くかもしれません。今もしここであきらめてしまったら、仮に運が良い方に傾いたとしても、学力で残りを補いきれない可能性があります。現時点で受かる見込みがなかったとしても、そこであきらめるのではなく、もしも運が良い方に傾いた場合に自分が受かる可能性のことを考えて、そのときのために今勉強しているんだと考えてみてください。後悔は後から死ぬほどできます。考えることが悪いことだとは思いませんし私自身色々と考えましたが、マイナスのことばかり考えて士気が下がってしまうくらいならごちゃごちゃ考えるのは試験が全て終わってからにして、今は目の前のことに集中してください。それがなかなか難しいんですけどね(笑)
3.日本史
日本史は吉田先生のノートをベースに勉強していけばいいと思います。私は先生のノートを一字一句逃さず丸暗記するという勉強法でした。(取捨選択ももちろん大事ですよ!)ノートの内容を覚えるまで他の紙に何度も何度もそのまま書き写しました。かなりの時間がかかりますし気が遠くなりそうですが、その分吉田先生の教えをそのまま勉強に活かせられると思います。先生のノートは無駄がなく最低限のことが書かれています。日本史は先生のノートさえ見ておけば……と言いたいところですが、実際そういうわけにはいきません。先生の板書はあくまで全生徒に対応するためのものであり、あなたが行きたい大学専用の板書ではないからです。赤本から新しく得た用語があれば、それを教科書や用語集や資料集で詳しく調べ、ノートのその用語と適応する時代のページにそれを付け加える、という作業を何度も繰り返して自分専用のものをつくる必要があります。私もいっぱい書き込みました。用語を調べた際に周辺に載っている関連事項も一緒に書き込んでおくとなお良いです。次はそこから出るかもしれませんよ。というか今までのパターンから言うとそこから出ます。日本史は他の教科と違って、一度出た問題は二度と出ないとは言い切れません。実際2回以上出された問題もあります。一度間違えた問題は二度と間違えないぞという気持ちで覚えてください。先生がいつもおっしゃっていると思いますが、時代の流れを当時の政権担当者とリンクさせながら覚えていくことがやはり高得点に向けての大きなポイントとなってくると私も受験勉強を通して思いました。政権担当者の移り変わりもきちんと覚えておくと、直接は関係ないような問題でも答えを導くのに際してかなり役に立ちますよ。
日本史の暗記量は本当に多いですよね。あまり覚えていない人はそろそろ焦って泣きたくなってくる頃かと思います。周りが自分よりもずっと先の時代の勉強をしていたら不安にもなります。でも試験日までのプロセスは別にどうだっていいんです。一人遅れていたって最後に間に合えばいいんです。周りに流されないでください。自分は自分のペースで進むのが大事だと私は思います。
成績の悪かった私の勝因を自分で挙げるとしたら、
- 最後まであきらめなかったこと
- 最後まで自分のペースを保ち続けたこと
だと思います。最後まで頑張れたからこそ、試験後も「自分なりにベストは尽くしたからこれでだめだったら運が悪かったってことかな」とスッキリした気持ちを保つことができました。「あきらめなければ夢はかなう!」なんてクサい台詞私は嫌いだし全然信用していませんでしたが、あながち100%間違いというわけではないみたいです(笑)逆転は十分可能ですよ!どこまで自分を信じてあげられるかが今後の勝敗を分けるのではないでしょうか。どうか自分自身を信じてください。めっちゃ応援してます、頑張ってください!
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