同志社大文学部に合格した北村夏海さんから、合格レポート

が送られてきました。

来年度同志社大をめざす人はぜひ参考にしてください。

とくに英語が弱点の人にお勧めです!

高校2年生のときに先輩方の合格体験記を読んで、私も1年後合格して合格体験記を書きたいと思っていたので、今この体験記を書くことができうれしく思います。
私はこの春から、第一志望の大学であった同志社大学文学部文化史学科に入学することになりました。周りの友人が志望大学を下げていく中で、第一志望を貫き通せたのは日本史を教えてくださっていた吉田先生のおかげだと思います。センター試験本番も自己最高点の94点をとることができ、私にとって雲の上の存在であった京都府立大学文学部歴史学科にも挑戦することができました。結果は不合格でしたが、挑戦してよかったと思っています。
私は私立専願だったので限られた教科しか勉強をしておらず、これから受験を向かえる後輩全員にあてはまる勉強法ではありませんが、参考にしてもらえたらうれしいです。
英語
私は英語が3教科の中で1番苦手で、高3まで全く勉強をしていませんでした。しかし、同志社は英語の配点が1番大きいと知り、合格をするために英語に多くの時間をつかいました。私が本格的に受験勉強を始めたのは夏休みで、夏休みに入ってすぐ同志社の赤本を解き、自分の今の実力と大学が求める英語力の差の大きさを実感しました。吉田先生がよくおっしゃる「相手を知る」ということが受験勉強への第一歩だと思うので、第一志望の赤本を受験勉強の初めに解き、大学合格のために何が必要かを把握しておくことをおすすめします。私は、赤本を解いて自分の弱点が長文の読解力と単語力と分かったので、夏休みは長文になれるため『やっておきたい300』を1題ずつと、『ターゲット1900』の初めから50語覚えて、次の日に前日覚えた50語をテストすることを毎日繰り返しました。また、学校で使用していた文法書『vintage』のイディオムを覚えるため単語帳をつくり、就寝前に復習をするということを日課にして試験本番まで続けました。単語、イディオムを身につけるだけで長文の読解力が格段に上がり、長文を‘読めた’と感じることができると思います。暗記することになりかなりつらいと思いますが、根気強く頑張ってください。9月、10月には『やっておきたい300』の2回目と『やっておきたい500』を仕上げました。私は、長文問題の復習を演習の倍以上の時間をかけて行い、文法の確認をしたり、知らない単語が出てきたら辞書をひき違うノートに書き写していました。演習の結果に一喜一憂するよりも復習を念入りにして、自分の弱点をなくしていくことが大切だと思います。11月、12月のはじめは『同志社の英語』を使って‘同志社’の長文になれる練習を行いました。この時から制限時間や,時間配分などを意識して演習に取り組んでいました。また、学校で使用していた『write it right』で英作の練習を始めました。英作を自分で採点することは難しいので、学校や塾の先生に添削してもらってください。12月中旬からは赤本を使って、本番の試験のように3教科連続で試験を受ける練習を始め、丸1日を使って赤本を解き、2日で3教科の復習をするというサイクルを試験前日まで続けました。最終的には15年分の赤本を解きました。赤本に取り組んだ回数が多ければ多いほどいいとは限りませんが、15年分しっかり取り組めたとうことが試験本番の自信につながりました。ちなみにセンター試験の結果は147点で、学校でしか演習をしていなかったにもかかわらず、思っていたよりも高得点をとることができ驚きました。特に問3、問4の長文問題は満点だったので、実力がついてきたと実感することができました。
国語
同志社の現代文の文章はとても長いですが、内容は比較的簡単なので集中力を切らさないようにすることが大切だと思います。古文は年度により難易度は様々なので演習を繰り返して、古文を解くための知識身につけるべきだと思います。私は同志社の問題を解くときに、全問正解すると気合を入れて毎回問題に取り組んでいました。
<現代文>
現代文は得意だったので、あまりコレといった勉強はしていません。すいません。12月中旬からは、赤本を解いてない日にセンター試験の現代文を1題ずつ解いて、毎日現代文にふれるようにしていました。
<古文>
夏休みは百人一首を一首ずつ品詞分解し、歌意や和歌の修辞法を勉強しました。また『古文上達』を12月に入るまで何回も繰り返して解いていました。古文単語は学校で使っている『読んでみて覚える古文単語315』を利用していました。覚えられない古文単語は、英語のイディオムのように単語帳をつくって復習をしました。
日本史
吉田先生の授業を受けて、日本史の実力が付いたと最初に感じたのは学校の定期テストでした。いつもは20位台だった校内順位が安定して5位以内に入るようになり、効率よく必要な知識を身につけられていると実感しました。模試の結果も着実に上がっていきました。日本史は吉田先生の授業ノートをベースにして、問題演習などで自分の知らなかった知識をつけたしていく方法が一番いいと思います。新たに参考書を買う必要はなく、教科書と吉田先生の授業ノート、問題集で十分です。吉田先生は授業中に同志社大学に出そうな用語や、過去出題された用語を教えて下さるのでノートに印をつけていました。夏休みは旧石器時代から授業で習った範囲のノートをもう一度写しなおして、頭に叩き込んでいました。9月ごろからは『関関同立の日本史』に取り組み、付属の解答書も読み込みました。同志社は教科書を中心に細かい知識まで問題となるので隅から隅まで読み、また問題の半分が筆記だったので書いて覚えるようにしていました。それでも最後の最後まで苦しんだのは文化史で、資料集や用語集を使い暗記のきっかけをつくって気合で覚えました。12月に入り、赤本を何年分も解いているとある程度傾向が分かってくるようになり、安定して点数がとれるようになっていきました。吉田先生のノートを最後まで信じて勉強に取り組んでください。必ず結果はついてくると思います。
最期に
私は同志社大学に合格することができましたが、模試の判定はずっとE評価良くてもD評価でした。それでも合格できたのは、苦手な英語をカバーできるぐらいの点数を日本史で取ることができたからだと思います。数ヶ月先の進路が決まっていないという不安の中、勉強を続けるのはとてもつらく、何度も投げ出したいと思うときがありました。皆さんもこれからの受験勉強で自分の思っている通りに成績が伸びず悩むこともあると思います。ときには息抜きをして、気持ちを切り替えて受験勉強に励んでください。私は、家のポストに合格通知が届いていたとき、目の前が一瞬にして明るくなったような気がしました。皆さんにもそんな体験をしてほしいと思っています。受験を終えた今は、憧れだった大学で自分の大好きな日本史を学べることがとても楽しみです。皆さんも第一志望を貫き合格を勝ち取ってください。応援しています!!